トルコ(エディルネ)から陸路ブルガリア(ブルガス)へ
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
昨日、エディルネのメトロ社の対応にプンスコしたので、今日はあのクソ野郎の鼻をあかすべく、自力で国境を越えてブルガリアへ向かいたいと思います。
ブルガリアの中の目的地はブルガス。

ブルガス
どうやって行くのかはさっぱり分かりません。
トルコ↔ブルガリア間の国境は3本あるのですが、今日越えようとしている真ん中の国境は3つの中で最もマイナーなため、圧倒的に情報量が少ないからです。
ちなみに、ロンプラの掲示板で国境情報を確認すると、この国境は
「大型トラックがよく使う。避けるべき」
と書かれていました。
…。
まぁ言うて大した距離じゃないんですよ。
たとえ間に国境があるとは言え、この距離を1日で着かないなんてことはないでしょう。ないはず。ないと言ってくれ誰か。
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今日の作戦は、
1.まずバスターミナルで適当に北に行くバスを捕まえる。
2.なんとか国境まで行く。
3.なんとか国境を越える。
4.国境からなんとかヤンボルまで行く。
5.ヤンボルからブルガス行きのバスを捕まえる。
という感じ。完璧です。

完璧な作戦

市内バス
とりあえずバスターミナルへ向かいます。
なんか北方面に行くバスに乗りましょう。
国境の名前はハムザベイリ(Hamzabeyli)。
つまりハムザベイリ行きのバスなんかがあればパーフェクトだということです。

バスターミナル
バスターミナルで情報収拾。
結論から言うと、北方面に行くバスは出てないそうです。
エディルネと国境の間にある街「ララパシャ(Lalapaşa)」まではミニバスがあるらしいのですが、それが出ているのはバスターミナルからじゃなくて市街地の中心部かららしい。はい無駄足。

市内バス
再び市内バスに乗って市街地へ戻ります。
なんだこの無駄な動きは。

ララパシャ行きミニバス乗り場
市内バスの運転手に「そっち」と言われた方向へ歩き、道行く人に聞きながら見つけたララパシャ行きのミニバス乗り場。
ララパシャ行きミニバス乗り場
このへん。セミリエ・ジャーミーの裏手です。
ここでララパシャ行きのミニバスに乗り、ララパシャへ。だいたい30分。6L(180円ぐらい)。

ララパシャ
はいララパシャ到着。普通の小さな街ですね。
さーて。こっから国境まではどう行けばいいのかな?
街人「タクシーしかない」
あぁそう来ましたか。そうですか。
「タクシーしかない」というのは「ヒッチハイクしかない」と同義なわけですが、まぁまた幹線道路まで出るのもめんどくさいのでタクシーの値段だけでも聞いてみましょう。そんなに高くないならタクシーで行けばいいや。
タクシー運転手「国境?10€(1,300円ぐらい)」
うーむ。微妙。
高くはないな。トルコの物価的に高くはない。ぼったくってきている感じではない。
んー。ここから国境までだいたい20キロ。
20キロで1,300円。
、、、悪くはない、、、のか、、、?
結局タクシーに乗ることにしました。
乗る前に「国境を越えてブルガリアへ行く」と言うと、警察を呼ばれました。
「警察に確認して、問題ないようなら国境へ連れて行く(と言っていると思う)」とのこと。
やってきた警察は、「パスポート見せて?ブルガリア行くの?ビザは?ノービザ?ふーん。オッケー」と2分で帰っていきました。
マイナーな国境を越えていく感が出ていますね。

国境へのタクシー
すぐに国境へ向かうのかと思ったのですが、なぜかどこかのガソリンスタンドで降ろされ放置されました。
何か説明しようとしてましたが理解できませんでした。
まぁとりあえず荷物積んだままだし番号控えておこう。
15分ほどして帰ってきたタクシーは、後部座席に知らない現地人を2人乗せていました。
トルコってあんまり流してるタクシーがいなくて、だいたいタクシーブースみたいな場所でたまって待っています。
たぶんタクシーは「拾うもの」なんじゃなくて「呼ぶもの」なんじゃないかと思います。
きっと誰かに呼ばれたんでしょう。で、一緒に乗せたほうが効率的だと。まぁたぶんそんな感じだと理解しました。一回ぼくを降ろす必要は無かったと思いますが。

国境へ
そしてやっぱりタクシーは快適ですね。
トルコは道路もしっかりしているし、あんまりオンボロすぎる車も走っていない。このタクシーもだいぶ新しそう。
あー。スムーズ。車ってこんなんだった気がします。
そして他の車なんかまったく見ない。これヒッチを試みていたらだいぶ苦労したと思われます。

国境へ
国境が近づいてきたのでしょう。順番待ちしているトラックの長蛇の列が現れました。
これ本当に長蛇の列でした。最後尾とか今日中に国境越えられないと思います。

国境
はい到着しました。国境です。
一切歩行者用の通路や窓口など無い、100%車で越境する状況のみを想定した造りの国境。
というわけで、高速の料金所みたいなイミグレを徒歩で通過します。
UAEからオマーンに入る時もこんなだった。あの時より暑くないからまだいいですね。
やっぱりここを越える日本人は少ないらしく、「果たして日本人がビザフリーだというのは本当か」というのを電話で確認していました。
そうこうしているうちに、後ろから見たことのある大型バスがやってきました。
車体には大きくこう書かれています。
METROと。
添乗員さん「旅行者かしら?」
だばで「そうです。エディルネからですか?」
添「イスタンブールからよ。エディルネは経由」
ふーん。
今12時30分を過ぎたところなんですけどね。
確か昨日バス会社のオフィスで乗ろうとしていたバスって、エディルネを12時発だったと思うんですけどね。
エディルネを12時に出たとしたら、今ちょうどここに到着するんじゃないかなぁ。
というか、エディルネを通るブルガリアへ行くバスって、1本を除き全部ソフィア行きで、この国境は通らないんじゃないかなぁ。
バスあるやんけ。
どう考えてもこのバスが、昨日クソオフィスで「プロブレム(だからとっとと消えろ)」されたバスやんけ。
ほんとふざけてんなあんのクソ野郎。

国境
まぁとにかく無事に国境を越えました。何事もなく。

ブルガリア
というわけで、今日から51カ国目、ブルガリア編です。
ブルガリア
首都はソフィア。
通貨の単位はレフ。複数形でレヴァ。1レフ=67円ぐらい。以下Lと表記。
民族は84%がブルガリア人。
言語はブルガリア語。
宗教は83%がブルガリア正教会。
【重要】トルコからの時差、マイナス1時間。
さーて。越えたはいいもののこっからどうしたらいいんだ?
明らかに公共交通機関が来るようには見えないし。
そもそも、反対側に公共交通機関が無いってことはこっちにもあるわけ無いんだよ。
まぁトルコ側は国境の周りに一切何も無かったけど、こっち側はカフェやレストラン、両替所など国境らしい施設が整っています。
せっかくなので小銭程度余ったトルコ・リラを両替したのですが、正規レートより20%ぐらい悪かったです。
エディルネ市内の両替所で両替した時は正規レートとほぼ同額だったので、トルコからブルガリアに入る方はトルコ国内で両替して行った方がいいかも知れません。
えー。地図によると、国境最寄りの街はレソヴォ(Lesovo)と言うようです。まぁ最寄りと言っても5、6キロありそうですが。
とりあえずそこまで行ってみましょうか。何かバスでもあるかも知れません。

レソヴォ
1時間近く歩いて、ようやくレソヴォを視界に捉えました。
手前の白い棒は風力発電機です。


レソヴォ
やっとの思いでレソヴォ到着。
いやー。
田舎。
舗装されてない道とか久しぶりに見ました。
インフラ大国トルコではそんなことまず無かったですからね。
街ゆく人に聞いてみると、レソヴォから出るバスはあるらしい。どこへ行くのかは分かりませんが。
「セントラルに行け」と言うので、それっぽい方向へ進んでいくと、ある1台の車に声をかけられました。英語で。あら。英語通じるのね。
兄ちゃん「どこ行くんだ?」
だばで「とりあえずヤンボルへ。ブルガスを目指してるんですけど」
兄「ここからヤンボルへはバス無いよ」
兄「どう?この車で乗せてくけど。このままセントラルに行ったら警察に捕まるよ」
だ「え。警察に?」
兄「料金は50€(6,500円ぐらい)でどう?」
だ「あ、結構です」
まぁ遠いからな。だからバスを使うんだって話なんですよ。
と思って歩いていたら本当に警察に止められました。ジーザス。
警察「パスポート見せて(と言っていると思う)」
警「どこ行くの?(と言っていると思う)」
だばで「ブルガスを目指しています」
警「そうか。ここからブルガスへはバスは無いんだ(と言っていると思う)」
警「今日の18時10分にエルホヴォ行きのバスが出る。それに乗ってエルホヴォに行くんだ。もうバスは無いから、エルホヴォでホテルを取って女でも抱いて寝るといい。明日の朝、ブルガス行きのバスが出ているからね(と言っていると思う)」
警察「じゃ、気をつけて(と言っていると思う)」
なんかえらい有意義な情報を置いてったな、あの警察官。そんなことさっきの兄ちゃん一言も言わんかったぞ。
あー良かった。ブルガリアは警察が頼りになる国のようだ。
本来、公務員はこうあるべきなんだよね。公正にね。一般人は自分が儲からない情報は隠しやがるからな。さっきの兄ちゃんみたいにな。これが資本主義のクソなところだよね。さっさと破綻すればいいのに。その点社会主義ってのは住民全員が公務員みたいなもんだからね。別に社会主義にしろって言ってるんじゃなくて、ウソをつくことを正当化する社会っておかしくね?って話ですよ。
地図を見ると、確かにレソヴォから北に15キロほどのところにエルホヴォ(Elhovo)という街がある。
そして、確かにそこからブルガス方面へ向かう道がある。
なるほど。この辺りの中核的ポジションの街か。
警察のおじさん曰く、レソヴォから脱出するバスはもう18時10分のものしか無いようです。
今の時刻は13時30分すぎ。
若干5時間もある。。。
うーむ。ブルガス行きのバスは18時10分のバスに乗っても間に合わないらしい。
逆に、今からなんとかエルホヴォにたどり着けば、今日のブルガス行きのバスに乗れるかも知れない。
めんどくさいけどヒッチするしかないか。。。
と思って幹線道路へ歩を向けると、後ろから「おーい。どこ行くのー?」と声をかけられました。英語で。
まぁ言わずもがな、さっきの兄ちゃんですね。
だばで「エルホヴォへ」
兄ちゃん「あー。。。なるほど。。。」
兄「じゃあエルホヴォまで10€(1,300円ぐらい)でどう?」
兄「ブルガスまで行くんでしょ?エルホヴォからブルガスへのバスは15時発のハズだよ」
全部知っとるやないか。
いやまぁ分かってたけど。情報は自分の有利になるように出すのが定石ですからね。資本主義という名のウソ推奨社会ではね。
ほんとはこういう輩の車になど乗りたくないのだけど、ここから幹線道路がまず遠い。たぶん30分は歩く。
そしてエルホヴォへ向かう車は国境方面から来る車しか考えられないわけで、トラックを除けばあまり期待できない。
うーむ。悔しいが乗るか。ブルガス行きのバスが15時発だと言うなら、確かにヒッチで言っても乗り遅れる可能性大だ。

エルホヴォのバスターミナル
というわけでやってきました。エルホヴォのバスターミナル。
いちおう、この兄ちゃんが旅行者を狙う不届きな輩じゃないかという警戒もしたのですが、普通にただバスターミナルまで送り届けてくれました。まぁこんな辺境で旅行者狙う輩なんかいるわけないか。
さて。バスの時刻は?

エルホヴォのバスターミナル時刻表
お。ほんとだ。ブルガス行きは 7:00、8:00、15:00 の3本ですね。
いやー。キリル文字読めるようになっといてホント良かったです。伊達に中央アジアを抜けて来て無いですね。
ちなみにレソヴォへはどうでしょうか。
えーと。6:40、12:15、17:40 の3本ですね。
つまり、レソヴォを18:10に発車するバスと言うのは、このエルホヴォを17:40に発車するバスと見ていいでしょう。
ということは、レソヴォ発のバスというのは 7:10、12:45、18:10 の3本である可能性が高いですね。
レソヴォに着いたのが13時頃だったから、結構ギリギリでバス逃してましたね。まぁいつものことなので何とも思いませんけど。
なるほど。これでこの国境の攻略方法が分かりました。
トルコのハムザベイリ(Hamzabeyli)からブルガリアのレソヴォ(Lesovo)への国境の越え方
- エディルネのセミリエ・ジャーミー裏のミニバス乗り場からララパシャへ
- ララパシャから国境へ。タクシーもしくはヒッチで
- 国境を歩いて越える
- 国境近郊の街レソヴォへ12:30までに辿り着く(時差に注意)
- レソヴォ12:45発(と思われる)バスでエルホヴォへ
- そのバスに乗れば、エルホヴォからヤンボル、ブルガス、ソフィア行きの各バスに乗れる
ということですね。まぁソフィアに行くなら最初からこのルート使わなきゃいいと思いますが。

エルホヴォバスターミナル近くのカフェ
バスの発車まで時間があったので、バスターミナルの近くのカフェで一息。
もう今日はこれでテンパイですからね。コーヒーも美味いというものですよ。
ところでカフェの店員のおねぇさんが英語話してたんだけど、もしかしてブルガリアは英語通じる国なのかしら。だとしたら助かるんだが。

ブルガス行きのバス
時間になったのでバスに乗り込みます。
バスの車内でチケット購入。12L(800円ぐらい)。
トルコのバスとは比べ物にならないほどのオンボロ具合。
少なくともエルホヴォの街自体もトルコと比べると全然栄えてないですね。トルコって意外と先進国なんだった。そう言えば。

ブルガスの西バスターミナル
はい。ものの1時間半ほどでブルガスの西バスターミナルに到着。
地図によると、市街地まで2キロほど離れています。
うん。まぁ歩きますか。せっかくですしね。

ブルガス
ブルガスは、黒海沿岸のリゾートで有名な街。
高い建物も多く、それなりに栄えているようです。
ただなんとなくトルコの街に比べると綺羅びやかさが足りない気がするのは、果たして天気のせいか社会主義時代の名残なのか。
小一時間ほどてくてく歩きます。
というか信号の無い交差点で立ってると車が停まってくれますね。トルコとは違う。
「さすがは旧ソ連圏」と言いたいところですが、ウズベキスタンとかはそうじゃなかったのでただの国民性ですね。
市街地ど真ん中の歩行者天国に面した宿にチェックイン。
日本で言う銀座みたいな立地にあるくせに1泊7€。14L(1,000円ぐらい)。
立地もいいし、ドミ部屋だけどぼく1人しかいなかったので「2泊する」と言うとなぜか25L(1,600円ぐらい)と勝手に値引きされました。いや、ありがたいけども。
ふぅ。やれやれ。
なんかすごい疲れましたね今日は。やっぱり国境越える日はいろいろあるので記事も長くなりますね。
さ。晩ごはんでも食べに行きましょうか。
んー。やはり中心部すぎるのでしょうか。
ちょっと見た目高そうなお店か、マクドみたいなファストフード店しかありません。あ、あとお酒飲むのがメインっぽいお店と。
うーむ。困ったな。あまり遠くまで行きたくもないし。かと言ってお高いお料理はフトコロに問題があるし。。。

チャーハン
というわけで、ブルガリア最初の夜はまさかのチャーハンとともに更けていくのでした。
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今日もありがとうございました。
[ 2018.04.25 | ブルガリア | コメント: 0 | トラックバック: 0 | PageTop↑ ]
世界遺産の「ネセバルの歴史都市」に行ってきた
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
今日は、ブルガス近郊にある世界遺産の街「ネセバル」に行ってみようと思います。
ネセバルの歴史都市
ネセバル、あるいはネセブルは、ブルガリアの古代都市であり、現在では海岸沿いのリゾート地となっているブルガス州の町、およびそれを中心とした基礎自治体。トラキア語での名称はメネブリア、現代ギリシャ語ではメシンヴリア、かつての名称はメセンブリアである。ネセバルは3千年紀を超える長い歴史に裏付けられた、豊かな都市博物館である。
ネセバルは黒海で最も有名な観光地であり、リゾート地である。ネセバル付近には多くのリゾート拠点があるが、その中で最大のものは町のすぐ北に位置しているサニー・ビーチである。
ネセバルの古代都市は、細長い人工の地峡によって大陸部とつながった半島(かつては完全な島であった)の上に築かれ、その地形ゆえに多くの異なる文明による征服から逃れてきた。その豊富な歴史的建造物の存在により、ネセバルは1983年にUNESCOの世界遺産に登録された。
引用元:Wikipedia
ネセバル
現在ネセバルそのものはリゾートとして有名らしいのですが、ビーチリゾートにはまったく興味が無いので大人しく旧市街だけ見て帰りたいと思います。
まぁそもそも真冬ですけどね。今。
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ブルガス
はい。おはようブルガス。今日も絶賛曇りですね。
ここは宿の目の前の大通り。ブルガスのど真ん中、つまり銀座です。ブル銀です。
その割に人通りが少ないのはおそらく気のせいでは、、、ないですね。

ブルガスの南バスターミナル
あの通りを南へ直進すると、突き当りにあるのがこの南バスターミナル。
ネセバルへのバスはここから出ています。

ネセバル方面行きバス
ネセバル方面行きのバス。
なんかこう、、、中距離のバスがバス業界の中で1番扱いが悪い気がするんだよな。市内バスは利用率が高いし、長距離バスは利用時間が長いから、どっちつかずの中距離バスへの投資が遅れるのはまぁ分かるんだけど。
スッカスカのままバスは発車。中に車掌さんがいて料金を回収していきました。
どうでもいいけどブルガリアのバスはどこもちゃんとチケット(レシート?)をくれますね。

ネセバル
小一時間走ったバスの車窓から目的地のネセバルが見えてきました。
ネセバルはもともとは単独の島だったそうなのですが、今は道路が通っています。

ネセバル遠景
遠くから見たらこんな感じです。

ネセバルへの橋
その橋を通ってネセバルの旧市街へ。

ネセバル旧市街
バスは橋を渡ってすぐのロータリーまで。


城塞
この辺りは街の入口らしく城塞が残っています。
世界遺産のネセバル旧市街の玄関口になるので、数件のレストランや土産物屋が並んでおり店の前に立って客引きをしている人もいました。引くほど客がいるようには見えないんですが。
そんなこと言いながら、ちょうどお腹が空いていたぼくはホイホイ引かれてしまいました。
すべてのテーブルに真っ白なテーブルクロスがひかれ、部屋の中央に薪ストーブが火を蓄えているちょっとオシャンなレストラン。
「どこでも好きな所にどうぞ」と言われたので、薪ストーブのすぐそばのテーブルへ。なぜならこのテーブルには、

ねこ
ねこが暖を取っていたからです。ねこかわいい。にゃーん。ほらにゃーん。

あぁ?にゃんだこら?
あぁはい。すいませんでした。



ネセバル旧市街
美味しいカルボナーラをいただいたあとは、海岸沿いを歩きます。
大して大きくない島なので、15分も歩けば島のさきっぽまで出ました。
さきっぽには城塞の名残と思われる石造りの塔がはかなげに立ちすくんでいました。
それではそろそろ市街地の中に入っていきましょう。



ネセバル旧市街
石畳の路地に、港町らしい木造の建物が立ち並ぶ雰囲気の良い旧市街。
ヨーロッパに多い四角く区画されたブロックに4、5階建てのアパートが連なるようなのもいいですが、こういう低い建物が続く街並みも空が広くてまた良いものですね。これで晴れていれば言うこと無しだったんですが。
それにしてもねぇ。。。


ネセバル旧市街
店閉まり過ぎじゃない?

フレッシュジュース屋
あのフレッシュジュース屋なんかねこが店番してますよ。
猫の手を借りるのは忙しい時と相場が決まっているだろう。なにやってんだここの持ち主は。使ってないなら片付けねこかわいい。

にゃん?
あ、はい。すいませんでした。
なんなんですかね。オフシーズン過ぎてやる気ないんですかね。
確かに観光客っぽい人なんかほとんど見ないけどさぁ。そりゃこんだけ閉まってたら来ないだろうと思うよ。卵が先か鶏が先かみたいな話だけども。
これは入口でメシ食ってきて正解だったな。
まぁ仮に開いていたところで入らないぼくが何を言う資格などないのですけどね。
人が少なく客引きなどに時間を取られないと考えれば、ぼくにとってはむしろ好都合。
ここは面積あたりの歴史的建造物の数が多いということでも有名なんですよ。その歴史的建造物群をじっくりねっとり舐めるように見て回りたいと思いますよ。

教会
お。さっそく雰囲気のいい教会を発見しましたよ。
なんでしょう。外壁はレンガがむき出しですが、この辺りはこういう様式なんでしょうか。
さて中身は、、、。。。
閉まってますね。
うむ。まぁ小さい教会だしな。そういうこともあるだろう。次ですね次。

教会
あ。またありましたよ。
やっぱりレンガむき出しですね。そんでそこに緑色に施釉されたタイルでデザインを施していますね。こういうスタイルなんでしょうね。
じゃあ中身もしっかり拝んで、、、。。。
あ、閉まってますね。
うんうんほらほら。これも小さいしね。なんだったらちょっと崩れてるしね。きっとメイン級の大きなのに行けば中身も素晴らしいものが見られるんじゃないかと思いますよね。うんうん。

前駆授洗イオアン聖堂
あ。ほらほら。ありましたよ大きめのが。
あれなんかちゃんとした名前が付いている系のやつっぽいじゃないですか(編集部注:前駆授洗イオアン聖堂)。
これだったらきっと中も素晴らしいことn閉まっとるぅぅぅぅぅうううううううう!!!!!!!!!!
閉まり過ぎぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいい!!!!!!!
あほかぁぁぁぁっぁぁああああああ!!!!!!

全能者ハリストス聖堂
はい出た!出たよ!
明らかにこの街のメインの聖堂っぽいポジションと風格を漂わせているけどはい閉まっとるぅぅぅぅぅうううううううう!!!!!
閉まっとるよぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!
まぁもう知ってたけどねぇぇぇぇぇぇえええええええええ!!!!!!!
オフシーズンに本気すぎやでぇぇぇぇっぇぇぇぇえええええええええ!!!
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今日もありがとうございました。
[ 2018.04.26 | ブルガリア | コメント: 0 | トラックバック: 0 | PageTop↑ ]
世界遺産の「マダラの騎士像」に行ってきた
はいこんにちは。
1回書いた記事をミスって消してしまっただばでーです。「なんか今日雑だな」と思ったとしたらそれは2回目だからです。今日もよろしくお願いします。
今日はブルガスからシュメンという街へ移動します。

ブルガス→シュメン
ブルガスの近郊には2つの世界遺産があるのですが、そのうちシュメンに近い方を今日の内に行ってしまおうと思います。
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ブルガス
朝10時だというのに人通りもまばらなブルガス。
ブルガリアは鉄道網がそこそこ発達しているとのこと。せっかくなので列車で行こうかと思ったのですが、ブルガスからシュメンには直通の列車がありませんでした。
仕方がないので駅の真横にあるバスターミナルへ。駅の真横にバスターミナルあるって便利ですね。
まぁ結局バスターミナルからもシュメン行きの直通バスは出てなかったんですけどね。
どうしても直通で行きたいなら今いる南バスターミナルじゃなくて西バスターミナルに行かないとダメらしい。到着した時に着いたとこですね。
あっちからなら1日に3本ぐらい直通のバスが出ているらしいのですが、早朝の1本を逃すと次が夕方になるという謎ダイヤだったのでやめました。
じゃあどうするかというと、

ブルガス→ヴァルナ→シュメン
一度黒海沿いを北上、ヴァルナという街まで行ってそこで西行きのバスを捕まえてシュメンへ。という感じですね。

ブルガス発ヴァルナ行きのバス時刻表
ブルガスからヴァルナへはバスが頻発しています。

ヴァルナ行きのミニバス
まぁバスって言うかミニバスでしたけど。マルシュルートカ。
昨日のネセバル行くバスは大型だったのに、なぜに主要都市間を結ぶ路線はミニバスなのか。

ヴァルナのバスターミナル
ヴァルナのバスターミナルに到着。
その辺のバスに「シュメン行く?」と聞きまわっていたら「シュメンを通ってソフィアに行く」というバスを発見したのでそれに乗ることにしました。

シュメンのバスターミナル
はいシュメンのバスターミナルに到着。
なんか、、、

シュメン
雪積もってんすけど。。。
雪の舞う中、予約していた宿へと向かい、入口が意味分かんなくて戸惑うもののなんとかチェックイン。
すぐに荷物を置いてまたバスターミナルへ戻ってきました。
目的地は近郊のマダラ。
バスも何本か出ているらしいのですが、ここのバスターミナルは英語が通じませんでした。どうもしばらく無いみたいなこと言ってるっぽい。
例によってバスターミナルのすぐ横に駅もあったのでそっちに行ってみると、ちょうど数分後にマダラを通る列車が出るらしい。料金は1.5L。100円ぐらい。安。

ローカル鉄道
念願のローカル鉄道。まぁ言うほど願ってたわけでもないけど。

ローカル鉄道
8席ずつのコンパートメントになっていますね。暖房もついていて暖かい。まぁこの季節に暖房無かったらリアルに死ねると思いますけど。
全体的には、だいぶ年季入ってんなぁ、という感想です。

マダラ
はいマダラ到着。
地図アプリで表示されている駅とはまったく違うところで降ろされました。新しく駅できてるっぽいです。
降りる駅を教えてくれた、マダラ在住という親切なおじさんによると、

マダラ
この道をまっすぐ、あの岩に向かっていくと着くらしい。
ところで歩き方によると、ここ17時に閉まるらしいんだけど大丈夫かな。もう16時半なんだけど。

マダラの騎士像
なんとか17時前に到着しました。マダラの騎士像です。
門に書いてある通り、現地語では「マダルスキ・コニャック」、英語だと「マダラ・ライダー」だそうです。
マダラの騎士像
マダラの騎士像は、ブルガリア北東部シュメン州のシュメンの東、マダラ高原の崖に刻まれた中世初期の巨大なレリーフである。1979年にユネスコの世界遺産に登録された。縦2.5 m、横3 mという巨大さもさることながら、それが周りに足場のない地上20m以上の高さに刻まれている点に特色がある。制作方法等は未解明である。
引用元:Wikipedia
入場料は5L(330円ぐらい)。わりと良心的な価格設定ですね。

マダラの騎士像
どうやらこの階段を登っていけば、世界遺産がお目見えするらしい。
雪に残った足跡を見る限り、これが降ってから1人か2人しか来てないっぽいですね。チケット売り場のおばちゃんも超絶暇そうだったしな。
そしてこの階段を登ると、、、

マダラの騎士像
じゃじゃーん。マダラの騎士像でーす。

マダラの騎士像
なるほど馬に乗った騎士が犬を連れて走っている彫刻がしてありますね。
結構高いところに彫ってあります。Wikipediaによるとどうやって彫ったか未だ謎だそうです。
まぁ足場かなんか組んでノミで彫ったんじゃない?逆に他にどうやるってのかしら?
というかね。

マダラの騎士像
ちっさ。
なんかもう、「で?」という感想が真っ先に浮かんできました。
もしくは「ふーん。。。で?」です。
さらに言えば「あ、はい。。。で?」でも可です。
これは、、、、、いや、、、まぁこういうのもあるけどね。。。うん。。。

マダラの騎士像
ここはマダラの騎士像以外にもいろいろ遺跡が残されているらしいです。よくは知りませんけど。
なんか面白げな階段があったのでとりあえず登ってみることにしました。

岩場から
どうやらこの階段、このマダラの騎士像が掘られているかなり高い岩の崖の上まで続いているらしい。
雪積もってんだけどおれ死なないかな。

マダラ城跡
登りきったところには城跡がありました。マダラ城だそうです。

マダラ城跡
ただまぁだいたいが雪で埋まってますし。

マダラ城跡から
曇りすぎて何も見えませんし。
ううむ。特に面白いこと無いな。。。もう帰るか?

シークレットルート
おや。
なにやら「シークレットルート」と書かれた看板がありますよ。あんなに自己主張強めな「シークレットルート」とかあるんですね。
これは行ってみなくてはなりますまい。

足跡
明らかに人間ではない、ちょっと大きめな生き物の足跡がたくさん残されていますが、、、い、、、行ってみましょうか。

パノラマ
しばらく歩いていると、さきほどまでいたマダラの騎士像が描かれたでかい岩をサイドから眺められるポイントに出ました。「パノラマ」と表示がありました。

パノラマ
まぁ確かに眺めもよろしいですね。晴れてれば。

案内表示
このあたりにある案内表示を見る限り、どうやらこの山の裏側の街まで歩いていけるっぽい。
じゃあそっちの街から山越えてきたらここタダで入れるということですね。
1、2時間山道を歩いてまで300円をケチりたいという方はぜひご利用ください。
ところですっかり5時過ぎてるけど出る時怒られないかしら。
と思っていたのですが、普通に誰もいなくなっていました。
なるほど。営業時間を過ぎてから来ればタダで入れるってことですね。ちなみに5時で閉まるのは冬季だけですので悪しからず。

マダラ駅
はい。マダラ駅に戻ってきました。
なんだかいい雰囲気出しているじゃないですか。
ところで帰りの列車は何時に来るのかな?

マダラ駅の時刻表
えー。これがマダラ駅の待合にぺろりと貼られていた時刻表ですね。
新しく駅作ったんなら時刻表張るスペースぐらい一緒に作ればよかったのに。
これによると、、、なんだこれ読みにくいな。
たぶん左側が始発駅の情報だな。どこを何時に出る列車がここに来ますってヤツ。その情報必要か?
で、真ん中がたぶんこの駅の情報かな。
左から「マダラ駅到着時間」「マダラ駅出発時間」「目的地」だな。たぶん。
で、、、?次のシュメン行きは「21:12分」、、、?死ねと???
このあたり一切暖を取れるようなものが無いんだけど。カフェやレストランどころかコーヒーのスタンドすら無いんだけど。死ぬよ?そんな時間までこんなところに立ってたら普通に死ぬよ?
ちょ、その前のこの「KOMYHAPN」ってのはどこ行くのよ。ヴァルナから来るんだからシュメン方面行くんじゃないのコレ?
えーと、、、地図アプリで「コムナリ」を調べると、、、お。どうやらシュメンを通ってさらに向こうまで行く感じっぽいですね。
こいつのマダラ駅到着時刻は「18:38」とのこと。
うむまぁ、、、それぐらいなら待てるかな、、、。いや今本気で寒いんだけどね。

マダラ駅
駅がさらにいい雰囲気になった頃に列車が到着しました。ほぼ遅れなし。素晴らしい。そして暖かい。すごく素晴らしい。
今回は車掌さんに直接お金を支払う感じでした。
シュメン駅に帰ってきました。
とりあえずなんか食うか。温かいもの。この冷え切った体を内側から温めてくれる、そんなようなもの。というかスープ。温かいスープ飲みたい。助けて。
駅やバスターミナルの周りにはメシを食えるようなところがない。。。どういうことだ。。。
バスターミナルから続く大通り沿いにもメシ屋が1件も無い。。。え。。。まじ意味分かんないんですけど。。。
ふと路地に目をやると、そこにはなんだか懐かしさを覚える赤ちょうちんが。
なんだ、、、もしかしてアレは。。。
もしかしてアレはーーー!!!!!


中華料理屋
中華料理屋でした。
助かったー。
そして中華外れないわー。美味いわー。
後から歩き方を見ていると、このお店載ってました。
レストランは2件しか紹介されてないのに、そのうち1件が中華料理屋でした。
何も知らずに見ていると「なぜこのチョイス?」となるところなのですが、実際来てみるとよく理由が分かりました。
この街他にメシ屋ねぇもん。
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[ 2018.04.27 | ブルガリア | コメント: 0 | トラックバック: 0 | PageTop↑ ]
世界的など寒波だったあの日の話
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
シュメン近郊には世界遺産が2つあります。
ひとつは昨日行った「マダラの騎士」。
そしてもうひとつが、シュメンから50キロほど北にあるイスペリフという街のさらに近郊にあるスヴェシュタリという村にある「スヴェシュタリのトラキア人の墳墓」。
スヴェシュタリのトラキア人の墳墓。
スヴェシュタリのトラキア人の墳墓は、ブルガリア北東部に残る古代の墓地。ブルガリアのラズグラト州イスペリフ市スヴェシュタリ村の南西2.5 km、ラズグラト市の北東42 km に位置する。
1982年に小さい丘から発見された墓地で、紀元前3世紀に遡る。当時のトラキア人の宗教建築の基本的な構造原理を伝えてくれる遺構である。建築上の装飾では、多彩色の半人半植物女人像の柱(カリアティード)と、彩色された壁画とが、非常にユニークなものとして目を惹く。
10体の女人像柱は、中央の玄室の壁に浮き彫りの形で掘り込まれたもので、それに被さる丸天井には、半円壁画の装飾が施されている。こうした例は、トラキア地方ではこれまでには他に見つかっていない。この墓地は、古代の地理学者が言うところの、ヘレニズム世界やヒュペルボレイオスの世界に出会ったトラキアの一種族ゲタイ人の文化を伝える貴重な例証である。引用元:Wikipedia
某歩き方先生の記載によると、シュメンからスヴェシュタリまでの直通の便は時間が中途半端なのだとのこと。
なるほど。さて、ではどうしたものか。

シュメン↔ルセ間の位置関係
日帰りで行くのなら、シュメン→ラズグラド→イスペリフと乗り継いで行くと良いらしい。
のですが、もう特にシュメンに戻ってくる理由は無い。
どっちかというと、シュメンじゃなくてルセに行きたい。そして地図によるとラズグラドはちょうどシュメンとルセの真ん中あたりにある。
という事は、どうせ
シュメン → ラズグラド → イスペリフ → ラズグラド → シュメン
と動くのであれば、
シュメン → ラズグラド → イスペリフ → ラズグラド → ルセ
もいけるんじゃね?
シュメンからの日帰りが可能だっていうのなら、このルートだって十分可能なんじゃね?
フル装備で動かないといけないというネックもあるけど、こういう時のためにコロコロからバックパックに変えたんじゃね?
ということで、今日はそんな感じで動きます。
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こういうのをやるブログじゃないんですが、よく考えたら誰も損しないので貼ってみました。是非ご活用ください。
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シュメン
てゆーか雪ヤバくね?
みなさま覚えておられますか?
ちょうど2ヶ月前に、ヨーロッパ全域がど寒波に見舞われたことを。確か日本でもすごく寒くなったんじゃなかったでしたっけ。
それ。この日です。
ただそんなことは知る由もない当時のぼくは、「いやー。雪やっべぇな」と思う程度で意気揚々とバスターミナルに向かいました。

シュメン発ラズグラド行きのミニバス発車時刻
そしてすっかりラズグラド行きのミニバスの時刻を調べたりなんかしっちゃっていました。
「うわぉ。10時15分のがさっき出たばっかりやんけー」とか思ったりしちゃったりしていました。

カプチーノ
13時発のミニバスを待つべく、バスターミナル内のカフェでカプチーノなど飲んだりしちゃったりしていました。
そして13時が近づき、指定されたプラットフォーム(ブルガリアのミニバスは行き先ごとにプラットフォームが決まっている)で待ちました。
ミニバスは来ませんでした。
もう一度時刻の確認に行きました。「13時のミニバスあるんだよね?」と。
窓口のおばちゃん「今日は全便キャンセルよ」
なんですと。というかそれさっき時間聞いた時に言っといてくれても。。。
え?マジで?今日バス出ないの?
なんで?どういうこと?え?…お天気?
あぁ。。。
雪のせい?
マジか。やっぱりこの雪はちょっと異常だったのか。
毎年こんなもんだって言うなら地方主要都市間の交通機関が止まったりしないハズだもんね。
えー。マジかー。
え。じゃあアレは?ルセは?ルセは行ける?
あ、ダメ。もうシュメンからルセの間の道路がダメだと。その道路上にあるラズグラドも必然的にダメだと。そういうことですか。
え。ちなみに明日は?明日は出る?
あ、分からないと。お天気次第だと。そんなもん知ったこっちゃねぇと。えぇまぁごもっともでございます。
困ったじゃん。
あちゃー。どうしたもんかなコレ。
というかルセの宿予約しちゃってるんだよねー。ルセ行きのバス全便出ないとか言ってるんだけどどうしましょう?
まぁ宿戻って、ルセの宿にメール送ってみるか。事情をくんでくれれば予約日程を動かすなりキャンセル料無しでキャンセルさせてくれるかも知れん。知れんけど、今日泊まった宿あんまり帰りたくないんだよな。タバコ臭いんだもんあの部屋。あの部屋で寝ると頭痛くなるんだよな。
まぁしかしそれしか選択肢が無いのなら。。。
無いのなら、、、?
無いのかほんとに、、、???
昨日マダラの駅で時刻表とにらめっこしてる時、「ルセ」って行き先表示を見なかったか?

シュメン駅の時刻表(最下段に「ルセ」と書いてある)
はいあったー。ルセ行きの列車あったー。
いやぁ。我ながらよく気づきましたね。天才なんじゃないでしょうか。
ブルガリアの列車駅はバスターミナルと近接している、という利用者の利便性を考慮した都市計画も幸いしましたね。これがもし「バスターミナルから鉄道駅は5キロぐらい離れています」とか言われたら、仮に気づいたとしても行ったかどうかは分からないところでした。
まぁ鉄道も雪で運休してたら意味ないんですけどね。
窓口のおばちゃん「ルセ?出るわよ。16時発」
はいキタ!!!

サンドイッチのメニュー欄にあった料理。サンドイッチには見えない
とりあえずその場でチケットを購入し、またバスターミナルのカフェに戻ってきました。そこしか無いからです。
昨日もメシ屋を探すのに随分苦労しましたが、このあたり本当に入って座れる店が無いです。コーヒーを作ってくれるスタンドとか自販機はいくつかあるんですけどね。そういう文化なんでしょうかね。
そして入るなり、さっきまで接客してくれてたおばちゃんに「なに?また来たの?笑」という顔をされました。はい。また来ました(笑)
結局このカフェに5時間もいることになってしまいました。
そしてシュメンからルセに行ってしまうということで、「スヴェシュタリのトラキア人の墳墓」には行けなくなってしまいました。まぁ途中からそんなことどうでも良くなってましたけど。

シュメン
まぁこの荒れ具合じゃしょうがないわな。。。

シュメン駅
発車予定時刻の16時が近づいてきたので駅に戻ってきました。
まぁ40分ぐらい遅れて来ましたけど。

シュメン駅
「これじゃあしょうがないわなぁ」という感想しか出てきません。
ちなみにルセまで8.2L(550円ぐらい)です。


ルセ行きの列車
昨日乗った列車よりちょっと綺麗ですね。
しかも空いてるし。8人がけのコンパートメント独り占め。
あと外は吹雪でかなり寒そうですが、車内は暖房が効いているので暖かいです。
昨日はちょっと乗っただけですが、今日はガッツリ長距離移動。

途中の駅
途中の駅とかもう廃墟にしか見えないです。
こんな駅ばっかりなんですけど、しっかり一つ一つ停車していきます。たぶん誰も乗り降りしなかった駅も結構あると思う。
日本の「新快速」「快速」「普通」みたいな感じで、目的地に応じて選択肢があるっていうのは恵まれていますね。
さて。
もう日もすっかり落ち、雪はさらに激しくなっているようです。
ただ列車もすでにルセの市域に入っています。今たぶん東駅。目的地は中央駅なので、おそらく次の駅が終点でしょう。
中央駅まで行けば、駅前から出ているバスに乗って市街地まで出て、そこからなら予約している宿までほんの少しの距離。
今のこの状況になると、宿を予約しておいて本当に良かったですね。この夜間でこの荒天の中宿を探せとか、それ死亡フラグでしょう。
車掌のおばちゃん「プロブレム」
え?
え?今おばちゃん来て「プロブレム」言うてどっか行ったけどどういうこと?
いやそりゃ「プロブレム」やろけど。そんなもん窓の外見たら分るで?雪ヤバイいうことやろ?違うのん?

ルセ東駅
そのまま東駅で放り出されました。
なんでやねん。
あと一駅やないか。今まで山ん中走って来れて、なんで都市部の一駅が進まれへんねん。
完璧に計画が狂ってもたやないか。

ルセ東駅前
あぁ。でも一応こっちの駅前もトラム来るっぽい。
そのトラムに乗ってどこに行き着くのかは知らんけど、少なくともここより遠くなることはないやろ。
しかもこのバス停、電光掲示板で次に来るトラムの番号と到着までの時間が表示されとる。進んでるぅ。
そして次のトラムはなんと3分後に来るらしい。
うむ。こんな状況でこんな場所に放り出されてどうしたものかと思ったけど、意外となんとかなるもんやな。
まぁトラム来ませんでしたけどね。
なんでやねん。どないなっとんねん。
あれか?天気悪いから言うて間引いとなのか?あかんやろ間引いたら。それ待っとる間に人死ぬレベルなんちゃうんこれ。
あかん。
こんな路線の端っこ極まれりな所におったら次のトラムなんかいつ来るか分かったもんじゃないわ。
ちょっと行ったとこに幹線道路があるっぽいからそこまで行こう。。。
行こう言うて。。。

ルセ
おかしいから!!!
雪と風おかしいから!!!!!
もう目ぇ開けてられんやん!!めっちゃ雪叩きつけてくるやん!!!
バシバシ来てまっせほんま!!!
ちょ!痛い!!!痛いてこれ!!!
ほんでバス停到着した思てアンタこのバス停足元スッカスカやん!!!
足元から雪と風吹き上がって来るやん!!!
わし今ズボン1枚しか履いてへんねんて!!!
モモヒキなどでレイヤードしてへんねんて!!!
靴下も普通のやねんて!!!
ウールの暖かげなヤツ履いてへんねんて!!!
その強風に煽られた雪がわしの足ダイレクトで攻撃してきてるねんて!!!!!
ちょ!!!!寒い!!!!!寒いこれマジ寒い!!!!!
そんな状況で40分も待ち、ようやくやってきたトラムに飛び乗ります。もうコレがどこに行くのかとかそんなこと知ったことか。今すぐ乗らなリアルに死んどったわ。
とりあえず乗ったトラム。
やはり中央駅から出るバスのように宿の近くまでは行かないよう。
ギリギリまで寄ったところでトラムを降り、後は徒歩で、、、、、。
びゅおおおおおおおおおおお!!!!!
おぎゃあああああ!!!!
遮るもののない路上での雪と風の強さハンパないぃぃぃぃぃいいいいいい!!!!!
あかんわ!これ少しでも建物の近く歩かんとムリや!!!
あぁでも歩道除雪されてないから歩きにくい!!!
歩きにくいというか埋まる!!!ヒザぐらいまで埋まる!!!!
ムリやこれ歩けへん!!!車道を歩くしかびゅおおおおおおおおおおお!!!!!!!
おぎゃあああああ!!!!!!
あかん!!!!これはマジであかんやつや!!!!
もうアレや!タクシー使うしかない!!!!!
たった1キロぐらいやけどタクシー使うしかない!!!
だってほんまこれもう無理やもん!
あ!!!タクシー!!!おーいタクシー!!!!!
すーん。
停まったらんかいぃぃぃぃいいいいいい!!!!!!

本日の宿
宿見えたぁぁぁぁあああああ!!!!!
隊長!!!だばでー隊員、今無事に到着いたしましたぁぁぁぁあああああ助けてぇぇええええええええええ!!!!!

本日の宿
予約するときは「ちょっと高いなぁ」と思っていた宿なのですが、チェックインしてみると暖かいしベッドふかふかだし暖かいし机とイス付いてるし暖かいしバス・トイレも付いてるしというか広いし暖かいし暖かいし暖かくて、この旅行中でここまで宿のありがたさが身に沁みたことも無かったであろうと思いました。
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[ 2018.04.28 | ブルガリア | コメント: 0 | トラックバック: 0 | PageTop↑ ]
世界的など寒波だったあの日の話(そのに)
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
異常気象のど寒波の影響を受け、ブルガリアは大雪に見舞われております。
まぁ昨日の記事を読んでくださった方はご存知だと思いますけどね。ほんと泣きそうだったんですから。
天気予報では今日も雪のご様子。
というか昨日の今日で早速移動しようとは一切思わないし、宿がありえないぐらい快適なので今日は大人しく部屋で引きこもっていようと思います。
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ただ、いくら引きこもっていようと腹は減る。
不本意ながら食料を調達すべく外出しようじゃありませんか。あとついでにルセの街なかでも見ておきましょうかね。明日移動するのならそんな暇無いだろうし。

ルセ
はい。昨日からの雪でルセの街もおかしなことになっております。真ん中辺の白いもこもこしたやつ、あれ車らしいですよ。ほんとなんなんだこれ。

ドナウ川
とりあえず河の方に歩いてきました。
ルセはヨーロッパの大河ドナウの河岸にある街。
ドナウ川はブルガリアとルーマニアの国境でもあり、つまり対岸に見えているのはルーマニア。だいぶ霞んでるけど。
なんかこの川、川沿いが崖みたいに落ち込んでいるのでとても守りやすい地形らしい。というわけで、古くはローマ帝国の頃から国境として大活躍していたんだそうで。

ルセ
それにしてもなんだこの雪。まだ降ってるし。
まぁ今日は昨日の教訓を活かし、ちゃんと防寒してるからそんなに寒さは感じないですけどね。「寒さ」なんて要するに重ね着すれば対応できるんだから大した問題じゃないんですよ。裸になってもムリなもんはムリという「暑さ」に比べれば恐るるに足らずですよ。
ただ雪が結構降っているのでこれがめんどくさいですね。
ぱらぱら降っているぐらいなら可愛げもあるのですが、あんまりひどいと目を開けてられないですから。雨と違って目に入っちゃった時のダメージがでかいよね。まつ毛に引っかかっただけで視界曇るし。
あと、これは今のとこブルガリア全体に言えることなんだけど、メシ屋少なすぎじゃね?
ほんと中心部にツーリスト向けの高そうなレストランと、あとケバブ屋みたいなファストフード店がちょいちょいあるだけ。なんなのブルガリア人外食しないの。困るんだけど。特にローカルが利用するような安いメシ屋が無いってのはフトコロに大ダメージなんだけど。
というわけで、スーパーで菓子パンと食パンとチーズとサラミを買って、宿で食べることにしました。
むぅぅ。寂しい侘しいひもじいぞこの野郎。
せめてキッチンがあればこんなことにはならないのに。
この寒い季節、たとえそれがインスタントラーメンであったとしても暖かい汁物を食べるだけでどれだけ救われることか。
まぁ言っててもしょうがないんだけど。

ルセ
そう言えばルセの街ぜんぜん見てないわ。
まぁ良いか。
どこ行っても雪しか見えんしな。
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[ 2018.04.29 | ブルガリア | コメント: 0 | トラックバック: 0 | PageTop↑ ]