世界遺産の「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」に行ってきた
【704日目】バクー(2017年11月11日のおはなし)
城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔とは。
旧市街
城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔は、アゼルバイジャンの首都バクーの歴史的建造物に設定されたユネスコの世界遺産(文化遺産)である。アゼルバイジャンにおいて国内最初の世界遺産。
この世界遺産が設定されているのは、カスピ海沿岸の都市バクーの旧市街である。城壁内は一般にイチェリ・シェヘル(アゼルバイジャン語で「内城」の意)と呼ばれている。
バクーの町は5世紀頃からあったとされるが、その存在が確認されるのは10世紀以降である。バクーは伝統的に現在のアゼルバイジャン共和国東部にあたるシルヴァン地方の主要都市で、もともとペルシア人のゾロアスター教徒の多い街であったが、アラブ人とともにイスラム教が到来し、さらに現在のアゼルバイジャン人の直接の先祖となるテュルク系の遊牧民が侵入した。
1538年までは、土着の王朝シルヴァン朝が首都としていたが、南のアーゼルバーイジャーン地方(現在のイラン領アゼルバイジャン)に興ったサファヴィー朝の支配を受け、さらに1585年にはオスマン帝国によって征服された。まもなく17世紀にはサファヴィー朝の支配下に戻るなど、イランとトルコの政権の間で争奪が続いたが、1806年にはカスピ海西岸を南下してきたロシア帝国によって占領され、ロシア人主導で近代都市が建設された。
さまざまな民族の支配を受けたことにより、バクーはアゼルバイジャン固有の文化はもとより、アラブ、イラン、ロシアなどの影響と文化が共存する独自の景観を持つようになった。
と、Wikipediaより抜粋。
イランとトルコとロシアに囲まれるとか大変な立地で、しかも石油が採れるとかよく独立できてますよねぇ。
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それだけです。変なサイトとかには飛びません。
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それでは本編をどうぞ↓
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
宿のスタッフ「洗濯物は乾いたかい?」
だばで「うん。乾いたよ。でも数が足らないんだ」
ス「本当かい?何が足らなかった?」
だ「靴下が2足と、シャツがないね」
ス「分かった。確認しよう」
だ「お願いします」
ス「あ、でも今日洗濯や掃除をやってくれるスタッフが休みなんだ」
ス「明日でもいいかい?」
延泊決定ー。
延泊が決定したところで、今日は旧市街の方にお出かけしようと思います。
このバクーの旧市街ですが、まるごと世界遺産に指定されています。
シルヴァンシャー宮殿、乙女の塔という2つのポイントは個別に名前が載っていますが、結局旧市街の中にあるのでまぁ一緒です。


新市街
帝政ロシア時代の街並みが残る新市街を歩き旧市街へ。









旧市街
もう今さら言うまでもないですが、ぼくは旧市街フェチです。
伝統的街並みを眺めながら散歩することがこの世界一周旅行の主目的だと言っても過言ではないほどです。
こう、、、中央アジアからイランを抜けてきて、今までテンションの上がる旧市街ってなかなか無かったんですよ。
イランのヤズドがね、独特で良かったですけど。
あとはウズベキスタンのヒヴァとか。まぁほんとそんぐらい。
こう「旧市街(どーん)」と来たのはほんと久しぶりでもうぼくのテンションも↗↗です。
自分で書いてて気持ち悪いですね。

旧市街
旧市街の通りから変な建物も見えます。
バクーは第二のドバイと呼ばれ、今オイルマネーで絶賛経済発展中です。
今世界一高い建物というと、こないだ行ったドバイのブルジュ・ハリファですが、じきにここバクーにできるバクー・タワーに抜かれるとかなんとか。
旧市街がしっかりと「旧市街」していると、こういう最新の建物とも意外と調和すると思うんですよ。個人的に。
旧市街が中途半端だと、旧市街と新しい建物との境界があいまいになって、全体的にぼやっとしてしまうんですけどね。どっちかがどっちかに埋没したりしてね。良くねぇなぁと思うんですけどね。
その点ここバクーは旧市街はしっかり「旧市街」だし、新しい建物はむしろ最先端すぎて気持ち悪いぐらいなので、お互いの境界がはっきりしていて見事に共存しているとぼくは思うのです。
まぁどうでもいいんですけど。

乙女の塔
で、これが「乙女の塔」で。

シルヴァンシャー宮殿
これが「シルヴァンシャー宮殿」。
え?
入りませんよ。入場料高かったので。

カスピ海
旧市街を散策した後は、ちょっとカスピ海まで。
と言っても旧市街から道路を渡ってすぐ目の前ですが。


バクー開発中
さすが第二のドバイと呼ばれるバクー。
あちこちで新しい大型建築物を建設中です。
ただドバイは砂漠に強引に街を造っているのに対し、バクーはもともとこの地域の中核都市だったところが開発が加速しています。
だからドバイみたいな街全体がテーマパークみたいな感じにはならないと思うんですけどね。

バクー
さっきも書いたように、新旧入り交じるいい感じに調和した都市へ成長して欲しいと思います。

ハイダル・アリエフ・センター
はい。最後に訪れたのはこちらの「ハイダル・アリエフ・センター」。
あの国立競技場の建て替え案で日本でも有名になった「ザハ・ハディド」氏のデザインした建築。
まぁぼくもそれまで知らんかったんですけどね。
ちなみにこのザハ・ハディド氏。計画した建築がことごとく完成しない「アンビルドの女王」と有名なんだそう。実際例の国立競技場もボツになりましたしね。
建築業界って非常に保守的でね。
前例のないデザインや工法だったりすると保険の意味でびっくりする工費を見積もるんですよね。
で、そんなにかかると思ってなかった事業者(お金出す人)がびっくりしちゃってやめちゃうんですよね。
こう書くと見積もりを作る施工者(お金貰って建てる人)が悪いように聞こえますが、じゃあ低めに見積もっといて「やってみたら意外とお金かかったのでもうちょっとください」って言われて事業者が「うん」と言うかどうかって話でね。まぁだいたい言わないんですけどね。いざそうなったら泣きを見るのが分かりきっている施工者が高めに見積もるのは当然の自己防衛でね。
まぁ要するに悪いのは全部資本主義だって話ですよ。
デザインや意匠ってのは金がかかるんですよ。
で、金かけた結果何を得たかって別に何もないわけですよ。ただ「カッコイイ」だけ。建築の存在目的(住むとか)からしたら「カッコよさ」とか別にあってもなくてもいいわけですよ。
いかに「カッコイイ」かが世の判断基準なら「カッコイイ」建物をデザインしても建つんですよ。
でも今はいかに「コスパがいい」かが世の判断基準なわけでしょ。みんなお金大好きだからね。
そうした時に「カッコよさ」ってのは真っ先に排除される項目なわけですよ。だって別に使えりゃいいんだもん。使うのに「使いやすさ」とかは重要だけど「カッコよさ」は別に重要じゃないんだもん。
計画した建物がことごとく実現しない「アンビルドの女王」ザハ・ハディド。
彼女の建築は確かに「カッコよさ」を追求したデザインですしね。
そんな彼女の計画した建物で珍しく実現しちゃったのがこのハイダル・アリエフ・センター。





ハイダル・アリエフ・センター
まぁ前衛的ですよね。
いいかどうかって言われたら知らんけど。
さっきも書いたとおりぼくは「旧市街フェチ」なので。こういう攻めに攻めた建物の価値観はよく分からん。

I love BAKU
まぁ立地も高台から旧市街を眺める絶好のスポットだし、なんせ前大統領のお名前を冠する建物だし、観光地によくある「I love ○○」がここにあるぐらいだし、バクー的には大満足な建物のようです。
事業者(お金を出す人)がその気なら「カッコイイ」建物もちゃんと建つんだよなぁ。
バクーには建つけど東京には建たないんだってよ。

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今日もありがとうございました。
城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔とは。
旧市街
城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔は、アゼルバイジャンの首都バクーの歴史的建造物に設定されたユネスコの世界遺産(文化遺産)である。アゼルバイジャンにおいて国内最初の世界遺産。
この世界遺産が設定されているのは、カスピ海沿岸の都市バクーの旧市街である。城壁内は一般にイチェリ・シェヘル(アゼルバイジャン語で「内城」の意)と呼ばれている。
バクーの町は5世紀頃からあったとされるが、その存在が確認されるのは10世紀以降である。バクーは伝統的に現在のアゼルバイジャン共和国東部にあたるシルヴァン地方の主要都市で、もともとペルシア人のゾロアスター教徒の多い街であったが、アラブ人とともにイスラム教が到来し、さらに現在のアゼルバイジャン人の直接の先祖となるテュルク系の遊牧民が侵入した。
1538年までは、土着の王朝シルヴァン朝が首都としていたが、南のアーゼルバーイジャーン地方(現在のイラン領アゼルバイジャン)に興ったサファヴィー朝の支配を受け、さらに1585年にはオスマン帝国によって征服された。まもなく17世紀にはサファヴィー朝の支配下に戻るなど、イランとトルコの政権の間で争奪が続いたが、1806年にはカスピ海西岸を南下してきたロシア帝国によって占領され、ロシア人主導で近代都市が建設された。
さまざまな民族の支配を受けたことにより、バクーはアゼルバイジャン固有の文化はもとより、アラブ、イラン、ロシアなどの影響と文化が共存する独自の景観を持つようになった。
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だ「靴下が2足と、シャツがないね」
ス「分かった。確認しよう」
だ「お願いします」
ス「あ、でも今日洗濯や掃除をやってくれるスタッフが休みなんだ」
ス「明日でもいいかい?」
延泊決定ー。
延泊が決定したところで、今日は旧市街の方にお出かけしようと思います。
このバクーの旧市街ですが、まるごと世界遺産に指定されています。
シルヴァンシャー宮殿、乙女の塔という2つのポイントは個別に名前が載っていますが、結局旧市街の中にあるのでまぁ一緒です。


新市街
帝政ロシア時代の街並みが残る新市街を歩き旧市街へ。









旧市街
もう今さら言うまでもないですが、ぼくは旧市街フェチです。
伝統的街並みを眺めながら散歩することがこの世界一周旅行の主目的だと言っても過言ではないほどです。
こう、、、中央アジアからイランを抜けてきて、今までテンションの上がる旧市街ってなかなか無かったんですよ。
イランのヤズドがね、独特で良かったですけど。
あとはウズベキスタンのヒヴァとか。まぁほんとそんぐらい。
こう「旧市街(どーん)」と来たのはほんと久しぶりでもうぼくのテンションも↗↗です。
自分で書いてて気持ち悪いですね。

旧市街
旧市街の通りから変な建物も見えます。
バクーは第二のドバイと呼ばれ、今オイルマネーで絶賛経済発展中です。
今世界一高い建物というと、こないだ行ったドバイのブルジュ・ハリファですが、じきにここバクーにできるバクー・タワーに抜かれるとかなんとか。
旧市街がしっかりと「旧市街」していると、こういう最新の建物とも意外と調和すると思うんですよ。個人的に。
旧市街が中途半端だと、旧市街と新しい建物との境界があいまいになって、全体的にぼやっとしてしまうんですけどね。どっちかがどっちかに埋没したりしてね。良くねぇなぁと思うんですけどね。
その点ここバクーは旧市街はしっかり「旧市街」だし、新しい建物はむしろ最先端すぎて気持ち悪いぐらいなので、お互いの境界がはっきりしていて見事に共存しているとぼくは思うのです。
まぁどうでもいいんですけど。

乙女の塔
で、これが「乙女の塔」で。

シルヴァンシャー宮殿
これが「シルヴァンシャー宮殿」。
え?
入りませんよ。入場料高かったので。

カスピ海
旧市街を散策した後は、ちょっとカスピ海まで。
と言っても旧市街から道路を渡ってすぐ目の前ですが。


バクー開発中
さすが第二のドバイと呼ばれるバクー。
あちこちで新しい大型建築物を建設中です。
ただドバイは砂漠に強引に街を造っているのに対し、バクーはもともとこの地域の中核都市だったところが開発が加速しています。
だからドバイみたいな街全体がテーマパークみたいな感じにはならないと思うんですけどね。

バクー
さっきも書いたように、新旧入り交じるいい感じに調和した都市へ成長して欲しいと思います。

ハイダル・アリエフ・センター
はい。最後に訪れたのはこちらの「ハイダル・アリエフ・センター」。
あの国立競技場の建て替え案で日本でも有名になった「ザハ・ハディド」氏のデザインした建築。
まぁぼくもそれまで知らんかったんですけどね。
ちなみにこのザハ・ハディド氏。計画した建築がことごとく完成しない「アンビルドの女王」と有名なんだそう。実際例の国立競技場もボツになりましたしね。
建築業界って非常に保守的でね。
前例のないデザインや工法だったりすると保険の意味でびっくりする工費を見積もるんですよね。
で、そんなにかかると思ってなかった事業者(お金出す人)がびっくりしちゃってやめちゃうんですよね。
こう書くと見積もりを作る施工者(お金貰って建てる人)が悪いように聞こえますが、じゃあ低めに見積もっといて「やってみたら意外とお金かかったのでもうちょっとください」って言われて事業者が「うん」と言うかどうかって話でね。まぁだいたい言わないんですけどね。いざそうなったら泣きを見るのが分かりきっている施工者が高めに見積もるのは当然の自己防衛でね。
まぁ要するに悪いのは全部資本主義だって話ですよ。
デザインや意匠ってのは金がかかるんですよ。
で、金かけた結果何を得たかって別に何もないわけですよ。ただ「カッコイイ」だけ。建築の存在目的(住むとか)からしたら「カッコよさ」とか別にあってもなくてもいいわけですよ。
いかに「カッコイイ」かが世の判断基準なら「カッコイイ」建物をデザインしても建つんですよ。
でも今はいかに「コスパがいい」かが世の判断基準なわけでしょ。みんなお金大好きだからね。
そうした時に「カッコよさ」ってのは真っ先に排除される項目なわけですよ。だって別に使えりゃいいんだもん。使うのに「使いやすさ」とかは重要だけど「カッコよさ」は別に重要じゃないんだもん。
計画した建物がことごとく実現しない「アンビルドの女王」ザハ・ハディド。
彼女の建築は確かに「カッコよさ」を追求したデザインですしね。
そんな彼女の計画した建物で珍しく実現しちゃったのがこのハイダル・アリエフ・センター。





ハイダル・アリエフ・センター
まぁ前衛的ですよね。
いいかどうかって言われたら知らんけど。
さっきも書いたとおりぼくは「旧市街フェチ」なので。こういう攻めに攻めた建物の価値観はよく分からん。

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まぁ立地も高台から旧市街を眺める絶好のスポットだし、なんせ前大統領のお名前を冠する建物だし、観光地によくある「I love ○○」がここにあるぐらいだし、バクー的には大満足な建物のようです。
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バクーには建つけど東京には建たないんだってよ。

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