バトゥミ(ジョージア)からトルコへ陸路越境してみた
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
えー。ついにバトゥミでのだらだら沈没生活を卒業し、次の街へ移動しようと思います。

バトゥミ→カルス
目的地は隣国トルコのカルス。
おぉう。ついにジョージア脱出ですか。出たり入ったりしていましたがトータルで見るとかなり長いこといましたね。まぁ具体的に何日いたかは分かりません。調べもしません。めんどくさいからです。
トルコ。
トルコ共和国、通称トルコは、西アジアのアナトリア半島(小アジア)と東ヨーロッパのバルカン半島東端の東トラキア地方を領有する、アジアとヨーロッパの2つの大州にまたがる共和国。首都はアナトリア中央部のアンカラ。北は黒海、南は地中海に面し、西でブルガリア、ギリシャと、東でジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン、イラン、イラク、シリアと接する。引用元:Wikipedia
首都はアンカラ。
通貨の単位はリラ。1リラ=30円ぐらい。以下Lと表記。
民族は、、、とりあえず「イスラム教徒」で「トルコ語を話す」人間が最大多数。
「非イスラム教」のギリシャ人、アルメニア人、ユダヤ人は少数民族として認定されている。
が、「イスラム教徒」の少数民族はその存在を認知されていない。
昨今トルコでクルド人の問題がどうのこうのというのはざっくり言うとコレのせい。
言語はトルコ語が主流。
宗教は99%がイスラム教徒。
【重要】ジョージアからの時差、マイナス1時間。
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まぁ今日中にカルスまで辿り着けるかは甚だ疑問なんですけどね。
乗り継ぎが上手く行けば、、、って感じ。

バトゥミ
さ。まずはマルシュに乗って国境まで向かいましょう。
たぶんトルコのどっかの街までの国際バスなんかも走ってると思いますが、そういうのは割高と相場が決まっているのでローカルバスで刻みます。
バトゥミ→サルピ
バトゥミから国境のサルピ(Sarpi)までマルシュが頻発しています。
ちなみにバトゥミのバスターミナルからじゃなくて、違うとこ(地図見て↑)から出ているので注意。
片道1.5L(60円ぐらい)。30分ぐらいで着きます。
うーん。うまいことジョージア・ラリを使い切りましたねぇ。
手持ちだいたい300円分ぐらいだけの残り。
トルコに入ってからどっかATMまでの交通費ぴったりぐらいなんじゃないでしょうか。
さ、とっとと国境を越えましょう。
出国検査は実にスムーズ。特に何もない。
出国のイミグレから入国のイミグレの間、つまり緩衝地帯を歩いていると、おっさんやおばちゃんがたむろしています。
ちょっと観察したところ、非課税で持ち込める以上のタバコを持ち込みたいので、誰かに預けて国境越えさせたいようですね。
これジョージア↔アルメニアの国境でもやってました。というか乗ってたマルシュの運転手がやってるので、すっかり付き合わされました。
これね。脱税ですからね。バレたら怒られますよ。気をつけましょう。
トルコ入国審査も実にスムーズ。特になんもない。
パスポートのスタンプを見ると、90日間滞在ができるようですね。さすが観光大国。

トルコ
というわけで、記念すべき50カ国目、トルコ編はじまります。
はい。国境越えました。
越えましたが、なんでしょう。この国境しかありませんよ感。
ここから出ていくと思われるマルシュ(トルコ語ではドムルシュと言うらしい)やタクシーがたくさん停まっていて、、、それだけ。
両替所もATMも見当たらない。
なにこの不親切さ。どうした観光大国。
すっかり手元にトルコ・リラが無いので困りました。
こんなことならジョージア側で両替しておくべきだった。あっちには両替所もATMもあったのに。何考えてんだトルコ。
困っていると、その辺のタクシー運転手が両替してくれるらしい。
そうか。とりあえず助かった。20$ぐらい両替しておくか。
運転手「20$?…600Lだな」
ほほぅ。。。今のレートは、、、1$=37Lぐらい。20$だと740Lですね。
ボリすぎだろ。
はい出た。国境越えたとこで相場の分からん旅行者からぶん取ったれ的なクソ虫出た。
あートルコもクソ虫おるー。どうした観光大国ー。クソ虫湧いてますよー。
背に腹は変えられないので10$だけ両替。
ほんとこのクソ野郎ナメやがって。
とりあえずこれでどっかのATMまでは行けるはず。
あとはどうやって行くかなんだが。。。
タクシーの客引き「どこ行きたいんだ?カルス?直行便は無い。ホパ(Hopa)まで行け。ホパまで?直行便は無い。タクシーで行け」
なんだとこの野郎。
さてはてめぇ「タクシークソ虫」だな?「両替クソ虫」だけじゃなく「タクシークソ虫」まで巣食ってやがるとはなんだこの国境。どうした観光大国。名ばかりか?
そんなわけねぇだろ。じゃあこの目の前のマルシュ、、、ドムルシュか。どこ行くんだよ。
違うおっさん「どこ行きたいの?ホパ?直行はないからこのミニバスでケマルパサ(Kemalpasa)まで行って、そこで乗り換えるといいよ」
あ。ちゃんとした人だ。
良かったここにいる人形の物体、全部クソ虫だと思ってたぜ。良かった。ちゃんとホモ・サピエンスもいた。
てゆーかドムルシュじゃなくてミニバスなのね。ミニバスで通じるのね?
教えられた通り、ケマルパサ行きのミニバスに乗り込んで座っていると、さきほどのタクシークソ虫が教えてくれたおっさんをボコボコ殴っていました。客を取られてご立腹のご様子。クソ虫の分際で人間様を殴るとは最悪だなほんと。殺虫剤とかで死なないかなアレ。
国境→ケマルパサ

ケマルパサ
ケマルパサまで2.5L(80円ぐらい)。
ミニバスはケマルパサの市街地まで入っていくようですが、ホパ行きのミニバスはこの幹線道路沿いから出るので曲がる前で降ろしてもらいます。まぁ知ってたわけじゃなくて交差点で運転手さんに「ここで降りてあそこのバス停でミニバスを待て」と言われただけなんですけど。

ホパ行きのミニバス乗り場
ここでホパ行きのミニバスに乗り換え。4.5L(140円ぐらい)。

ホパ行きのミニバス
というかこのミニバス、すげぇ綺麗。
なんだこれ新車か?新しい車のニオイがするぞ。

ホパ行きのミニバス
座席もすごい綺麗だし。なんだこれ。
いや、新しいんだから綺麗ってのは当たり前だと思うでしょう?
違うんですよ。
こんな公共交通機関で「新しい」バスが走っていること自体が途上国じゃ考えられないんですよ。
基本お古ですからね。そういう国のは。
ジョージアのマルシュとかサスペンションも効かなくなってガッタンゴットン揺れたりするんですが、こっちのは全然そんなことない。
もう「滑るように走る」とはこのことか、って感じ。
まぁ明らかに道路も綺麗ですけども。道路の綺麗具合に関しては日本にヒケを取らないんじゃないか?
ケマルパサ→ホパ

ホパのミニバス乗り場
15分ぐらいでホパのミニバス乗り場に到着。
カルス行きのバスもここから出ているのかな?むぅ。。。やっぱり国が変わると勝手が違うな。よく分からん。
その辺のおっさん「どこ行きたい?カルス?ここじゃないな。オトガルに行け」
オトガル…?あぁ。トルコ語のバスターミナルね。
どっちにあんの?Maps.meにバスターミナル載ってないんだけど。あっち?あっち行けばいいのね?

ホパのオトガル
あ、見つけた。オトガル見つけた。あぁなんとかなったな。
後はカルス行きのバスを発見すれば今日のミッション完了、、、
バス会社のスタッフ「カルス?今日はバス出ないぞ」
ねぇのかよ。
ス「アルダハンまではバスがあるぞ」
え?アルダハン?どこだよそれ。

アルダハン
あぁ。ちょうど真ん中ぐらいのとこにある街だね。
いちおうですね、今日トルコに来ると。カルスを目指すと。でもカルスまで辿り着けるか分からないと。そういう状況だったので、カルスまでの間で大きめの街の宿なんかも調べておいたんですよ。
ホパ、アルトヴィン、アルダハンなども。
どこもかしこも宿が高い。
1泊3,000円とか普通にしてくるんですよ。
なんなのトルコ。物価高すぎじゃない?泣いちゃうよ?
ただとりあえずホパは高い。高さが別格。最低限ホパは脱出しなければならない。
よし。とりあえずアルダハンまで行こう。
というかたぶんそこまで行ったらカルス行きのバスもあるだろ。
時差のおかげでまだ昼前だし。
手持ちの現金ではバス代も払えなかったのでATMを探して最初のミニバス乗り場付近まで引き返し、またオトガルに戻ってバスのチケットを購入。
アルダハン行き45L(1,400円ぐらい)。
たっけ。
バスたっけ。
なにこれ超高くない?え?トルコきつくない?宿も高いしバスも高いのかよ。泣いちゃうよ?

アルダハン行きのバス
いや確かにクオリティは高いけども。
イランのVIPバス並のクオリティですけれども。
いやー。イランのVIPバスもこれぐらいの値段だったけ?もう覚えてないわ。
というかコーカサスで金銭感覚マヒしただけ?低い方に。バスの値段ってこんなもんだっけ?
まぁとにかくこれに乗っていればアルダハンに着くんだよね。
と余裕ぶっこいて寝ていたら起こされました。
何?もう着いたの?
地図を見るとまだ途中のシャヴシャット(Savsat)という街のよう。
なんだよ。まだ着いてねえじゃん。なんで起こしたの?

シャヴシャット
どういう訳かバスからミニバスに乗り換えさせられました。
なんだと?あのクオリティだからあの値段でも渋々従っていたというのに、ここでクオリティを落としてくるだと?
乗っていて理由を推測してみると、このシャヴシャットからアルダハンまでは雪の積もった山道を走るために雪仕様のお車にお乗り換えしたんじゃないかと思われます。
うん。きっとそうだ。
乗客が少ないから収益を効率化するために小さいのに変えたのではないと信じよう。
ホパ→アルダハン

アルダハンのミニバス乗り場
15時50分にアルダハンのミニバス乗り場に到着。
12時発だったのでざっくり4時間ですね。
さーて。じゃあこっからカルス行きのバス探すか。
このミニバス乗り場から出てないのかな?
乗り場のおっさん「○☓△□☆」
英語通じねぇ。。。困ったな。
そこにいた青年「どうかしたかい?」
お。英語話せる人発見。
だばで「かくかくしかじかなんですが」
青「なるほど。じゃあ通訳するね。えーとね。カルス行きのミニバスはここからは出ていなくて、市内の別のところから出ているんだよ。で、そこはちょっと口で説明するのは難しいな。彼は急いでタクシーに乗れって言っているよ。タクシー代は10L(300円ぐらい)だってさ」
だ「なるほど。そこは歩いては行けない距離なんですか?」
青「いや。歩けるよ。でもタクシーで5分だけだよ?」
だ「タクシーで5分ってことは歩いて15分ですよね」
青「それはその通りだね。じゃあそこの場所の名前を教えてあげるよ。「カルス・ガレジ」。ここの人は英語話せないからね。必ずトルコ語で「カルス・ガレジ」と言うんだよ」
だ「「カルス・ガレジ」ですね。分かりました。どうもありがとう」
タクシーはなぁ。。。アジアでいい思い出があまりにも無いんだよな。
だいたい徒歩15分の距離に300円は払いたくないよね。
交差点のたびにその辺の人に「カルス・ガレジ?」と聞きながら進みます。
とある人に「この裏だ」と言われ、ようやくたどり着いたかと思われたその時。
通りすがりのトルコ人「やあ。どこから来たんだい?」
今忙しいのに。
だばで「日本です」
ト「そうか。ところで知ってるかい?ここはクルド人の土地「クルディスタン」なんだよ」
だ「知ってます」
ト「ぼくもクルド人なんだ」
だ「そうですか。じゃあ表記をトルコ人からクルド人に変えておきますね」
通りすがりのクルド人「いいかい?ここも、カルスも、ワンも、ディヤルバクルもみんなクルディスタンなんだよ」
だ「そうですね。知ってますよ」
ク「シャンルウルファもガズィアンテプもそうだよ」
だ「まぁ地図的にそうですね。分かりますよ」
ク「クルド人はトルコだけじゃない。シリアにもイラクにもイランにも住んでいるんだよ」
だ「ええ。知ってますよ。最近ニュースでも良く出てきますしね」
ク「だからね。このあたりは全部クルディスタンなんだよ」
だ「ええ。知ってますって」
ク「いいかい?この辺りやカルスやワンも全部クルディスタンなんだ」
どないせい言うねん。
わしさっきから「I know」言うてるやん。
知っとるって。その程度の話はわし知っとるって。
なんやねん。会話ならへんやんか。自分の言いたいこと言うとるだけか。
自分の言いたいことだけ言うて相手の言うこと聞かんから戦争とかになんのやろ。
というかそれを外国人に伝えてどないしたいねん。何かなんのかそれで?
ク「だからクルディスタ…」
だ「ねぇ。カルス・ガレジってどこ?」
ク「カルス・ガレジ?ここだよ」
ここかよ。
だ「それでカルス行きのミニバスってどれだろう?」
ク「それならこっちのオフィスだ」
オフィスのスタッフ「最終バスがさっき出たところだ」
よし落ち着け。
聞くところによると終バスは16時だったそうだ。
15時50分にアルダハンに着いて、そっから歩いてきたからその時点で間に合っていない。
ミニバス乗り場のおっちゃんが「急いでタクシーに乗れ」と言っていたのはこういう理由だったのだ。
そう。結局間に合っていない。
この能書きクルド人に能書きを垂れられていなかったとしてもどうせ間に合っていない。
よし落ち着け。
このおっさんに碇の矛先を向けるのは間違っている。そうだな?
よし。分かったら落ち着いて話せ。もう30過ぎてんだから感情に任せてモノを話したらいかん。よし。じゃあどうぞ。
だ「マジカヨー>(゚Д゚ )」
ク「この地図を見ろ。ここからここまでがクルディスタン、、、」
まだ言ってんのかこのおっさん。。。

アルダハン
あぁ立派なモスク。
さぁどうしたものか。
まぁどうしようもないな。ここで宿を取るしかない。
困ったなぁ。ここもたいがい宿高いんだよな。調べたとこじゃない宿に飛び込みで行ってみるか。
宿のおじさま「いらっしゃい。1人?1泊40L(1,200円ぐらい)朝食付きだよ」
それなりの価格帯であったわ。
そうか。トルコは予約サイトに登録していない宿もあるんだな。
そしてそういう宿のほうが安いのかも知れん。
それはそれで毎回宿探ししなきゃいけないからめんどくさいんだけど、まぁとにかく全く安宿が存在しないってことではないってことは分かった。

アルダハンの宿から
というかシングルルーム、バストイレ付き、朝食付き、セントラルヒーティングつき、Wi-Fiついててこのロケーションと眺めで1,200円ならむしろお買い得なんじゃないだろうか。
むぅ。。。トルコ奥深いな。
ちょっとずつ慣れていかないといけませんね。
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今日もありがとうございました。
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