世界遺産の「アニの考古遺跡」に行ってきた

【765日目】アルダハン→カルス(2018年1月11日のおはなし)





はいこんにちは。

どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。





昨日、300円のタクシー代をケチったために終バスを逃し、アルダハンという街で1泊する羽目になったわたくし。

今日はとりあえず目的地のカルスへ向かいます。


2018011101_アルダハン→カルス
アルダハン→カルス

カルスを訪れる目的は世界遺産の「アニの考古遺跡」。



アニの考古遺跡

アニは、アルメニア人によって中世に建設されたシルクロードの商業都市。現在のトルコ共和国・カルス県にあり、アルメニア共和国との国境に近い。

961年から1045年までのアニは、今日のアルメニア共和国からトルコ共和国東部までの広い範囲を領土としたバグラトゥニ朝アルメニアの首都だった。様々な交易ルートが交わる場所にあり、アニにある多くの宗教建築物・宮殿・要塞は、技術的・芸術的に見て世界でもっともすぐれた構造を有していた。アニは「千と一の教会がある都」と表現され、最盛期には約100,000の人口を有したとされている。長きにわたって華麗さや壮麗さで知られていたものの、1236年にはモンゴル人によって略奪され、1319年の地震によって荒れ果てた。その後、17世紀までには単なる村へと落ちぶれ、ほとんど忘れ去られた。

アニはアルメニア人にとっての文化的・宗教的・国家的な遺産として広く認識されている。2016年には「アニの考古遺跡」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。






ただ、カルスの宿は下調べによると高いので、できれば今日のうちに行ってしまいたいところです。











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2018011102_カルス・ガレジ
カルス・ガレジ

はい。というわけで、朝イチで昨日終バスを逃したカルス・ガレジへやってきました。

まぁ朝イチって言っても宿の朝食を美味しくいただいてからなのですが。

9時前に到着したところ、目の前に停まっているミニバンが9時発だということで急いでチケットを買って飛び乗りました。





2018011103_カルスへの道
カルスへの道

道以外真っ白です。

というか、アルダハン自体が真っ白な雪原の中にポツンと存在していてなかなか異様な光景でした。





2018011104_カルスの近郊バスターミナル
カルスの近郊バスターミナル

はい到着しました。カルスの近郊バスターミナル。バスターミナルというかミニバス乗り場というか。

トルコ最初の街ホパでもそうでしたが、トルコは大型バス乗り場とミニバス乗り場が別れているというのがデフォルトなのかもしれません。つまり乗り継ぎなどめんどくさいということですね。


到着したところで、早速宿へ向かいます。

1泊60Lです。日本円で言うと1,800円です。おーまいがーです。しかしこれで予約サイトでは最安なのです。そしてこれから急いでアニへ行かなくてはならない身としてはのんびり安宿を探している暇など無いのです。というか英語が通じないのです。

ここの宿は外国人もよく利用するらしく、フロントのお兄ちゃんも英語を話しました。

で、聞いてみました。「これからアニに行きたいんだがどうすればよいか?」と。





お兄ちゃん「タクシーしか無い」





えぇえぇ。そうなのですよ。

カルスからアニへはタクシーをチャーターするしか無いということで有名なのですよ。

歩き方、各日本語ブログ、さらにはかのロンプラまでもが「タクシーしか無い」とおっしゃっているのですよ。

仕方がないのでその「タクシーしか無い」タクシーはおいくらなのかを尋ねてみたのですが、まぁもちろん貧乏バックパッカーのわたくしには到底お支払いできない金額だったわけですよ。











2018011105_ヒッチポイント
幹線道路の交差点


ヒッチするしか無いよね。


もうね。この旅行で学んだんです。

「タクシーしか無い」というのは、すなわち「ヒッチするしか無い」と同義であると。

タクシーで行けるってことは車が走れる道路が通じているわけで、つまりそこを走る車があるわけで、じゃあもう乗せてもらうしかなくね?って流れです。

人に施してもらってまで遊ぼうとは思わないし、そもそもヒッチハイクって嫌いなんですが、もう背に腹は代えられないとはこのことだと言うことですよ。


この交差点は、カルスからアニへ向かう道路とカルス郊外の幹線道路との交差点。

つまりここを通る車はすべからくアニ方面へ向かうということです。


幸先よく車が停まってくれました。

何を言っているか分かりませんが、どうやらアニまでは行かずその手前までだが良いかと言っているよう。


もちろんですよ。ほんと今外気温何度だと思ってんだって話ですよ。











2018011106_スバタン
スバタン

カルスとアニのちょうど中間あたりのスバタンという村で降ろされました。

乗せてくれたのはカルスで行われていたサッカー大会に参加していたという少年サッカーチームを乗せたバス。たぶん運転しているのはコーチ。大会では3位入賞したらしいです。


2018011107_乗せてくれたサッカーチーム
「写真撮ってくれ」とおねだりしてきた少年サッカーチーム

それはどうもおめでとう。そして乗せてくれてありがとう。

この赤いシャツのキーパーもしくは控え選手だと思われる少年がぼくのこと気に入ったっぽいです(笑)






はいここからが大変。

いやね。アニってあれなんですよ。すごいとこにあるんですよ。

もうほんとアルメニアとの国境近くに、、、というかもう国境にあるんですよ。オン・ザ・ボーダーと呼んで差し支えないレベルで国境にあるんですよ。

でもほら。トルコとアルメニアの国境って閉まってるんですよ。仲悪いから。

つまりアニは究極の行き止まりなわけです。そこ行く人は、そこに行く用事のある人のみ。











1時間待ちました。











いいですか。この寒空の下ですよ。

足元の水たまりには氷が張り、それを踏んで砕くのがいい暇つぶしでしたってやかましいわ。そんなこと言ってる場合か。寒いわ。死んでまうわ。












2018011108_アニ
アニ

なんとか、アニ手前の街まで行くおじちゃんが拾ってくれ、しかもアニまで遠回りして送り届けてくれました。

この村を抜けて突き当りがアニ遺跡。




2018011109_アニ遺跡
アニ遺跡

はいアニ遺跡。

入場料は8L(240円ぐらい)です。

おや。物価の割に意外と良心的な入場料ですね。これからもこんな感じだと助かるなぁ。



さぁこの城壁をくぐり抜けて中へ入りましょう。











2018011110_アニ遺跡
アニ遺跡

はい真っ白。

上も下も真っ白。


2018011111_アニ遺跡
アニ遺跡

雲と雪の白と、遺跡と山肌と岩の黒しか無いモノクロの世界。

かっこよく言いましたが、写真撮るの超難しいのでやめて欲しいです。



まぁ言ってもしょうがないので見て回りましょう。


2018011125_国境の川

2018011126_国境の川
国境の川

ここはアルメニアとの国境だと言うのはさきほども書きましたが、この川が国境の川。対岸はアルメニアですね。ついこの間まであのすぐ近くに居たんですけどね。ほんとここ通らしてくれたらいいのにね。

このアニ遺跡は、アルメニアがアルメニアとして最大だった頃の首都の遺構。

アルメニア人的にはかなり重要な遺跡なんじゃないかと推測されますが、同じく民族的信仰を集めるアララト山同様、現在はトルコ領。アララト山同様、見えてるのにトルコ領。

何かと思うところあるんじゃないかなぁ、と思います。知らんけど。



で、この遺跡かなり広いんですよ。いちいち写真にツッコんでいたら長くなりすぎるので、後はダイジェストでお送りします。



2018011123_城壁
城壁。最盛期には「40の門がある都市」と呼ばれたように、たくさんの門の跡がある


2018011124_城壁
城壁。ほとんど崩壊しているが、時折当時の装飾の面影を見ることが出来る


2018011112_アニ主教座大聖堂
アニ大聖堂。内部に残存する建物の中では1番デカい


2018011113_アニ主教座大聖堂
アニ大聖堂内部。ドームは落ちてしまっている


2018011114_ヌマーチヒルのモスク
マヌーチヒルのモスク


2018011115_ティグラン・ホネンツ聖グレゴリ教会
グレゴリ教会。中がすごいらしいが入らなかった


2018011116_聖グリゴルのガギク王教会
ガギグ王教会。丸くて教会と言うより神殿っぽい


2018011117_聖プリキッチ教会
聖プリキッチ教会。半分崩れたのは20世紀に入ってから。足場はつい最近かけたっぽい


2018011121_セルジュク宮殿
セルジュク宮殿


2018011122_セルジュク宮殿
セルジュク宮殿内部。足元にいくつか下階へつながる穴があって結構危ない


2018011118_要塞
要塞。周辺で1番高いところにある


2018011119_要塞
要塞。壁に使われていたと思われる石が崩れて山となっている


2018011120_要塞
要塞のてっぺんにあるトルコ国旗。対岸のアルメニアに対する嫌がらせに見えるのはぼくだけですか


2018011127_乙女の教会
乙女の教会。要塞からさらに先に見える断崖の上に建つ教会


2018011128_乙女の教会
乙女の教会。あそこは緩衝地帯なので入れません。まぁそうじゃなくてもなかなか行けなさそうだけど


2018011129_要塞からの眺め
要塞からの眺め。かなり急峻なキャニオンの上に造られていることが分かります


2018011130_石橋
石橋。川向うに行くのにあそこまで降りてまた登るとか大変すぎる。ちなみに川の向こうはアルメニア


2018011131_シルクロード
シルクロードの看板。当時、別に交易の拠点でも何でも無かったのだけど、栄えすぎてシルクロード通しちゃったらしい。ただこの看板はチャチすぎると思う


2018011132_アニ遺跡
なんだかかっこよく撮れた写真ギャラリー


2018011133_アニ遺跡
なんだかかっこよく撮れた写真ギャラリー


2018011134_アニ遺跡
なんだかかっこよく撮れた写真ギャラリー





はい終わり。

だいたい2時間ぐらいですかねぇ。滞在時間。

ぶっちゃけそれほど面白いものが見られたとは思わないんですが、敷地が広くて遺構が点在しているので、それを辿っていくだけでも随分時間がかかりました。

さーて。帰りますか。

もちろん足なんか無いので帰りもヒッチ。


2018011135_アニ
アニ

カルスまで46キロだって。日が落ちるまでに帰れるかなぁ。

とりあえず村の入口まで行きましょう。

というか村の入口と言わず、少し先(4キロぐらい)の街まで行った方がいい気がする。

めんどくさいけど歩きますかね。


2018011137_アニ郊外
アニ郊外

アニの村から郊外を眺めると、ポツポツと遺跡が見えます。

なんか往時は相当でかい街だったみたいですからね。

遺跡の周りで麦を刈ったり牛を追ったりする生活。風情がありますね。


2018011136_ターキーインターキー
ターキーインターキー

あ、七面鳥だ。つまりターキーですね。つまりターキー・イン・ターキーということですね。

うわー面白くないー。



とか1人で言いながら歩いていたら、村の出口にある民家から1匹の、、、いや1頭の大型犬がギャウンギャウン吠えながら猛突進してきました。



ちょ…!あかんて…!!!

こんなデカいのに噛まれたら泣いてまうて!!!普通に体当たりされただけでも吹っ飛ぶてコレ!!!




これはまずこーーーー!!!





















思いっきりコケました。











これはアレですね。

見る人が見たら「犬にビビりすぎたあまりズッコケた」と思われてしまう状況ですね。まぁ実際そうなんで言い訳のしようもないですが。

この犬の飼い主と思われるおばちゃんが「あらあら大丈夫?」みたいな感じでおっとり対応してくれましたが、見られていたのがこのおばちゃんだけだったならばぼくの傷ついたプライドもかろうじて保つことができ


通りすがりの兄ちゃん「おーい。大丈夫ー?」




はいダメでした。

すっかり見られていました。




心配して声をかけてくれたのは、同じくアニ遺跡に見学に来ていたトルコ人の青年。

仲間4人を連れ、計5人でカルスに来ているそう。もちろん今も一緒。つまり全員ぼくの醜態を目撃していたということ。

気を使ってグループ内の会話も英語でしてくれるなど、みなさんよく出来た方達でしたが。



青年「キミもヒッチで帰るのかい?」


だばで「あ、そうです」


青「ぼくたちもなんだ。カルス発のシャトルバスで来たんだけど、あれはアニで2時間しか滞在してくれなくてね。2時間はぼくらにはちょっと足らなくて。だから帰りのバスはパスして、今こうしてヒッチハイクを試みているということさ」



へーそうなんですねー。。。って今なんて言うた?

カルス発のシャトルバス言うたか?





はい。ここで耳寄りな情報です。

歩き方でも日本語ブログでもそしてかのロンプラでさえ「タクシーをチャーターするしかない」と記載しているということで有名なアニ遺跡ですが、


カルスからシャトルバスが出ています。


朝11時発。



このへん↑




もしくはこのへん↑

から出ているらしい。

ぼくはこれの存在を知らず、ヒッチで往復してしまったので詳細は知りません。



というかさぁ、、、11時発てぼく間に合ってたと思うんだよね。

ぼく色んな人に聞いたんですよ?「アニ遺跡行きたいやで」言うて。

なんで誰一人これの存在教えてくれへんわけ?誰も知らんの?地元民これの存在ご存知あらへんの?





まぁ済んだことは置いといて、結局彼らと一緒にヒッチを試み、停まってくれたどう見てもすでに3人乗っていたコンパクトカー(FitzとかVitzサイズ)に我々6人を詰め込むという荒ワザを使ってカルスまで戻りました。

乗る方も乗る方だけど乗せる方も乗せる方だよね。





2018011138_カルスの名物
カルスの名物料理

そのままお食事に招待されたので、ご一緒にカルスの名物料理(名前忘れた)をいただき(しかも奢ってもらった)、


2018011139_カルス城
カルス城

彼らのお気に入りというカフェで夜までダラダラ過ごしたのでした。











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今日もありがとうございました。




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[ 2018.03.11 | トルコ | コメント: 0 | トラックバック: 0 | PageTop↑ ]

プロフィール

William Dabadie

Author:William Dabadie
名前:渡海大輔(トカイダイスケ)
年齢:33歳
性別:男
国籍:日本
紹介:世界一周してます。
   個人的な忘備録のつもり
   でだらだら書いています
   William Dabadieという
   名前ではありません。

あしあと

これまでの軌跡
日本→フィリピン(英語留学)→日本→ カナダ→アメリカ合衆国→メキシコ→  キューバ→メキシコ②→        グアテマラ(スペイン語留学)→    ホンジュラス→エル・サルバドル→   ホンジュラス②→ニカラグア→     コスタ・リカ→パナマ→コロンビア→  エクアドル→ペルー→ボリビア→チリ→ アルゼンチン→チリ②→アルゼンチン②→ウルグアイ→アルゼンチン③→     パラグアイ→アルゼンチン④→ブラジル→仏領ギアナ→スリナム→ガイアナ→   ブラジル②→ベネズエラ→コロンビア②→オーストラリア(ワーホリ)→     インドネシア→シンガポール→     マレーシア→タイ→カンボジア→    ベトナム→ラオス→タイ②→ミャンマー→中国→ネパール→インド→スリランカ→ インド②→パキスタン→中国②→    カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→カザフスタン②→   キルギス②→カザフスタン③→     ウズベキスタン②→カザフスタン④→  トルクメニスタン→イラン→      アラブ首長国連邦→オマーン→     アラブ首長国連邦②→アゼルバイジャン→ジョージア→アルメニア→アルツァフ→ アルメニア②→ジョージア②→     アルメニア③→ジョージア③→トルコ→ ブルガリア→マケドニア→セルビア→  ハンガリー→イギリス(治験)→    ハンガリー②→ルーマニア→モルドヴァ→沿ドニエストル→ウクライナ→     ポーランド→ロシア(W杯)→     エストニア→ラトビア→リトアニア→  ベラルーシ→リトアニア②→ロシア②→ ポーランド②→ドイツ→ポーランド③→ チェコ→スロヴァキア→ハンガリー③→ オーストリア→スロヴェニア→イタリア→スロヴェニア②→クロアチア→     ボスニア・ヘルツェゴヴィナ→     モンテネグロ→コソヴォ→アルバニア→ ギリシャ→イギリス(治験)②→    アルバニア②→ギリシャ②→キプロス→ 北キプロス→キプロス②→レバノン→  ヨルダン→イスラエル→パレスチナ→  ヨルダン②→エジプト→ケニア→    ウガンダ→ルワンダ→ウガンダ②→   ケニア②→タンザニア→マラウイ→   ザンビア→ジンバブエ→南アフリカ→  レソト→南アフリカ②→ナミビア→   南アフリカ③→イギリス(治験)③→  オランダ→ベルギー→オランダ②→   日本(今ココ)

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