世界遺産の「スタリ・モスト」に行ってきた

【1007日目】ドゥブロヴニク→モスタル(2018年10月27日(土)のおはなし)





はいこんにちは。

どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。





えー、本日はですね、朝イチのバスでクロアチアのドゥブロヴニクから隣国ボスニア・ヘルツェゴヴィナのモスタルという街に移動しようと思います。

2018102701_ドゥブロヴニク→モスタル
ドゥブロヴニク→モスタル

このモスタルという街には世界遺産に登録された「スタリ・モスト」という橋があるのです。



スタリ・モスト

スタリ・モスト(Stari Most,「古い橋」)は、ボスニア・ヘルツェゴビナの都市モスタルにある16世紀の橋で、市内を分けているネレトヴァ川に架かっている。町の象徴となっていたこの橋は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中にあたる1993年11月9日午前3時にクロアチア系のカトリック民兵によって破壊されたが、その後復興計画が持ち上がり、2004年6月23日に復興工事が完了した。2005年には、ボスニア・ヘルツェゴビナ初のユネスコ世界遺産に登録された。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』





旧ユーゴスラビアと言えばぼくが小さい頃はまだ戦争をしていた地域ですね。まぁ当時はそんなことよりも田んぼのカエルの口にアリンコを突っ込むことの方が重要だったので全く覚えていないのですけども。

そのユーゴスラビアで起きた戦争の中の内、1番めんどくさそうなのがボスニア・ヘルツェゴヴィナで起きたボスニア紛争

他のとこ、例えばスロヴェニアやクロアチアは、あくまでもスロヴェニア人やクロアチア人がユーゴスラビアからの独立を目指したわけで、対立軸が明確なんですよね。

それに対してボスニア紛争は、ボスニア・ヘルツェゴヴィナという地域の中でセルビア人、クロアチア人、ボシュニャク人が三つ巴の戦いを繰り広げるというもの。それ1番あかんやつやん。

しかもこの三民族、基本的にはほとんど同じなんですよ。見た目は同じ、言語もほぼ同じ(文字は違う)。じゃあ何が違うかって言うと宗教が違うらしい。セルビア人は正教会、クロアチア人はカトリック、ボシュニャク人はイスラム教という具合。

血統主義のケが強い日本人的にはあまり理解出来ないですよね。見た目日本人で日本語を離してるお隣さんがいたとして、その方は仏教徒じゃないから日本人じゃない違う民族なんだぜ、って感じですよ。意味分からんですが、それがヨーロッパという世界観なんでしょう。

三つ巴の戦争にありがちなのは、こないだまでの同盟国が突然裏切って敵国と同盟を結びやがった的なやつですね。

もともとクロアチア人とボシュニャク人がゆるりと手を組んでセルビア人と戦っていたそうです。が、ある時クロアチア人がボシュニャク人を裏切ってセルビア人と仲良くしだしたんですね。

で、その時ボシュニャク人が拠点との一つとしていた都市がモスタル。あ、ようやく話が繋がってきた感じがしてきましたね。

で、そのボシュニャク人を裏切っちゃったクロアチア人の兵士がぶち壊したのがモスタルにある橋「スタリ・モスト」。まぁ橋って重要な軍事拠点だからね。いくらそれが16世紀に建てられた歴史的遺産であってもね。

紛争終結後、この橋を再建することで民族コミュニティ同士の和解を図ろうとしたとかで。トルコの企業が再建工事を行ったらしいんですが、その費用を援助したのがユネスコさん。橋の再建が終わった翌年にはもう世界遺産登録。という出来レース感満載の橋。



の、ある街に行こうと思います。












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2018102702_ドゥブロヴニクのバスターミナル
ドゥブロヴニクのバスターミナル

朝もはよからバスターミナル。だってモスタルに行くバスが朝8時発とかいうんだもん。料金は117,3K(1,900円ぐらい)。

ここでゆかりさんとはお別れ。クロアチア一緒に旅行していて楽しかった分寂しいですねぇ。。。

ゆかりさんの乗るバスの方が少し遅かったので、お見送りしていただいてバスに乗り込みます。



2018102703_モスタルへ向かうバス
国境

早速国境に到着しました。ほんとすぐ。

運転手が乗客のパスポートを回収し、持っていきました。

これでボスニア・ヘルツェゴヴィナは正式に入国ですね。


2018102705_パスポート返却中
パスポート返却中

パスポートのチェックが終わったのか、バスが動き始めました。

こういう時って前からパスポートの束が送られてきてそこから自分のを抜いてまた後ろへ回す、みたいなことをやるケースが多いんですが、ここでは何故か乗客が分担して配布していました。

さーて。恒例のスタンプチェックですよ。どこに押したかは確認しておかないと、どこかで聞かれることもあるからね。「スタンプは?」っつって。ぼくのパスポート自分で言うのもなんですがすごいことになっているので、見る人も探すの諦めるんですよね。



…クロアチアの出国スタンプは、、、無いな。まぁ無いんだろう。バルカンだしな。



…ボスニアの入国スタンプ、、、も無いな。無いの?さすがに無いとダメじゃない?



2018102706_休憩中
件のホテル

ドゥブロヴニクに来るときにも停まったホテルで休憩。いやまだ休憩するほど走ってないやん。発車してから1時間ぐらいしか経ってへんやん。これもうこのホテルか何かとお約束があるんでしょうね。

いや、そんなことはどうでもよくて、ねぇねぇ運転手さん?ぼくのパスポートにスタンプが無いんだけど、これダメくない?



運転手さん「あぁ、大丈夫だよ。これからクロアチアに入って、それからボスニアに入るから」





え。あぁそうなんですか。ぼくはてっきり

2018102704_ドゥブロヴニク→モスタル
ドゥブロヴニク→モスタル

みたいな動きするんだと思ってたんですけど。


2018102707_ドゥブロヴニク→モスタル
ドゥブロヴニク→モスタル

こんな感じで動かれるわけですね。

せっかく間にボスニアの領土があるのに、そこから内陸に向かわずにあえてわざわざクロアチアに再入国してそこから抜けていくと。





もうその間のトコ、使ってないなら返したら良くない?





2018102708_国境
国境

クロアチア→ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ→クロアチアと来て再びクロアチア→ボスニア・ヘルツェゴヴィナの国境。

まずクロアチア側では係員が乗車してきてパスポートを回収。ぼくのパスポートを見た係員が「こんにちはー」って言ってました。返却されたパスポートの束は運転手がそのまま保持。


そしてボスニア側の国境。運転手が持っていた束をそのままパスコンに提出し、そして返却されました。


2018102709_パスポート返却中
パスポート返却中

またしても乗客が手分けしてパスポートを返却しています。なんなんだこのシステム。


さーて。スタンプチェックしますかー。



…クロアチアの出国スタンプは、、、無いな。まぁ無いんだろう。バルカンだしな。



…ボスニアの入国スタンプ、、、はあった。あったけど…





2018102712_スタンプ
ボスニア入国スタンプ

いいのかこんなんで?



これはこれで後からめんどくさくなったりしない?しないか、バルカンだしな。

というわけで、











2018102710_ボスニア・ヘルツェゴヴィナ
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

72カ国目、ボスニア・ヘルツェゴヴィナに入国しました。



ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

首都はサラエヴォ。

通貨の単位は兌換マルク。1マルク=64円ぐらい。以下Mと表記。

民族は約半分がボシュニャク人。3割程度がセルビア人。15%程度がクロアチア人。

言語はボスニア語、セルビア語、クロアチア語が共用語。各々の民族が自分の言語を使っている。が、前述の通りほぼ一緒。

宗教はボシュニャク人がイスラム教で、セルビア人がセルビア正教で、クロアチア人がカトリック。





というかそもそもボスニア・ヘルツェゴヴィナという国は連邦国家なんですよ。

ボシュニャク人とクロアチア人が主体のボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦と、セルビア人が主体のスルプスカ共和国との連邦です。連邦国家を形成する国がさらに連邦国家という。。。

3年半に渡る内戦の落とし所がこんな感じだったってことですね。











2018102711_モスタルのバスターミナル
モスタルのバスターミナル

はい。モスタルのバスターミナル到着です。だいたい4時間かかりました。そんなにかかる距離じゃないと思うんですがねぇ。まぁ確かにボスニアに入って地形が山がちにはなりましたけど。


なんだか雨が降ったり止んだりしていて嫌な天気ですが、とりあえず宿にチェックインしてから両替、次いでSIMカードを買いに行きましょう。それで時間があったら例の橋を見に行こうかな。



チェックインした宿でスタッフに両替出来る場所を聞いてみるも、「旧市街にあるが今日は土曜日だからやってるか分からない」との回答。

観光地ど真ん中の両替所が土日に開いてないとは考えにくいですが、そういうお国柄かも知れないし大人しくアドバイスに従い違うところを探します。

Google mapで両替屋を検索すると、近くにあるショッピングモールの中に1件あるらしい。さすがにショッピングモールの中のなら土曜でも開いてるでしょ。




ショッピングモール

こちらです。駅およびバスターミナルから伸びている道路を真っ直ぐ歩いていけば着きます。

ショッピングモールとは言うものの、実際はおんぼろビルだったりすることもあるのですが、ここは普通にショッピングモールでした。ちょっと小さめですけど日本人が「ショッピングモール」と聞いてイメージする通りのものです。

しっかり両替屋も開いていたので無事現地通貨をゲット。

ついでにSIMも無いかと探したら普通に見つかったので現地SIMもゲット。



やっぱりショッピングモールは便利ですよねぇ。地下にスーパーがあることも多いですし。フードコートに行けばとりあえずそれなりの価格でメシを食えるし。行けばなんとかなるんだもんな。そら世界的に流行りますわな。





2018102727_旧市街の電光掲示板
旧市街入口

意外とすんなり所要を済ませられたので、旧市街の観光に出てきました。

この電光掲示板のあたりからちらほら古そうな建物などが出てきて、この辺から旧市街に入るようです。

どうでもいいけどそんなに「書くことなど何もない」アピールされても困るんだけどね。もう電源切っとけばいいのに。



2018102713_旧市街
旧市街

この地域の主要民族ボシュニャク人ですが、なんでヨーロッパのこんなとこにイスラム教徒がいるのかと言うと、オスマン・トルコ帝国がバルカン半島を統治していた頃にムスリムに改宗した人たちらしいです。なのでムスリムとしての歴史は比較的浅い。

この地域に建っている建築様式もだいたいオスマン様式。このモスクも言われてみるとトルコっぽい。



2018102714_旧市街

2018102715_旧市街
旧市街

橋に近づくにつれ路地は細くなり、その周りを土産物屋が埋め尽くしています。

なんか売ってるものも非常にトルコっぽい。ものすごい既視感。


2018102716_土産物
土産物

この茶器セット可愛いなぁ。

イスラムのデザインはほんと秀逸だと思うんだよねぇ。まぁいざ買って自分の部屋に置いたところで絶対浮くんだけどぉ。



2018102717_スタリ・モスト
スタリ・モスト

このチャイセットの奥に見えているのが世界遺産のスタリ・モスト

え、細っ。細くない?車どころか人がすれ違うのでやっとぐらいの幅しかないよ?

なんか紛争中に軍事拠点だからってこの橋破壊したという話なんですけど、これそこまで重要かなぁ。大したもの運べなくない?この幅じゃ。


2018102719_スタリ・モストからの眺め

2018102718_スタリ・モストからの眺め
スタリ・モストからの眺め

スタリ・モストからの眺め。川の水が青い。


2018102720_旧市街
旧市街

橋を渡って向こう側にも旧市街が続くようですが、なんかこんなんだったので行きませんでした。なにこれめっちゃ人おるやん。

まぁ路地が狭いのでそう見えているだけという気もしますけども。だとしても人多いわ。この小さな橋見るためだけによくこんな人集まるな。

ちなみにドゥブロヴニクやスプリトなんかから日帰りのツアーが出ているらしいです。



2018102721_スタリ・モスト
スタリ・モスト

旧市街の散策は諦めてこのスタリ・モストを眺める方向に方針を転換。

どこか良いアングルのポジションは無いものか…。





2018102722_スタリ・モスト

2018102723_スタリ・モスト
スタリ・モスト

お。いい感じのとこはっけーん。



2018102724_ダイブマン
ダイブマン

そう言えばこの橋から川にダイブするのが流行っているというか有名らしく、橋の真ん中で今にも飛び込まんばかりの男性が何か演説したり観光客を煽ったりしていました。が、一向に飛び込む気配が無いのでもう無視することにしました。



2018102725_スタリ・モスト

2018102726_スタリ・モスト
スタリ・モスト

下流にある別の橋から。

どうでもいいけど何故かこの旧市街のあたりだけ陽が差していますね。背後はものっすごいどんよりしているんですが。ほんと変な天気。



2018102728_スタリ・モスト
スタリ・モスト

最期に反対側からのスタリ・モスト。逆光ですが。

橋そのものもその周囲の旧市街も非常にコンパクトでこじんまりしていました。そしてその割には多すぎる観光客。

この橋単発でここまで経済効果上げてるんだから再建した価値はあったんじゃないですかねぇ。



個人的にはデザインが美しいのは確かにそう思うんですけど、、、って感じですかね。

民族融和とかも大事なことなのは間違いないんですけど、ユネスコさんにはそういうの抜きで個々の物件の評価を適正に行ってもらいたいなぁ、と考える次第でございます。評価機関が変なイデオロギー持ったらよろしくないよねぇ。偏っちゃうからさぁ。



まぁ別にいいんだけどぉ。





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今日もありがとうございました。




   
   

[ 2019.03.14 | ボスニア・ヘルツェゴヴィナ | コメント: 3 | トラックバック: 0 | PageTop↑ ]

コメント

イスラム雑貨

そうなんです、イスラム雑貨(アクセサリー含む)はふつうに日本家屋と人間に馴染みにくい。ある程度覚悟を持って臨んだ場所と人ならいいけど。
北欧インテリアだって馴染まない家多いし。
何て言ってるとトルコ雑貨業者と北欧系に刺されそう。
トルコタオルと時たまイケア家具大好き!なので各原理主義者には許し欲しいです。
寛容さが必要ですよねはぁと。

[ 2019.03.21 15:27 | スノーボール | URL | 編集 ]

私がここにいるのがヤバいのでしたら移動しますので
ご教授お願いいたします

[ 2019.03.21 15:31 | スノーボール | URL | 編集 ]

to スノーボールさん

え、大丈夫ですよ、たぶん。

海外の雑貨は可愛いけど、そこで見るから普通なのであって、持って帰ってもきっと浮きますよね。
あとこういう割れ物とか割らずに持って帰る自信も無いですねー。

[ 2019.03.23 00:37 | William Dabadie | URL | 編集 ]


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プロフィール

William Dabadie

Author:William Dabadie
名前:渡海大輔(トカイダイスケ)
年齢:33歳
性別:男
国籍:日本
紹介:世界一周してます。
   個人的な忘備録のつもり
   でだらだら書いています
   William Dabadieという
   名前ではありません。

あしあと

これまでの軌跡
日本→フィリピン(英語留学)→日本→ カナダ→アメリカ合衆国→メキシコ→  キューバ→メキシコ②→        グアテマラ(スペイン語留学)→    ホンジュラス→エル・サルバドル→   ホンジュラス②→ニカラグア→     コスタ・リカ→パナマ→コロンビア→  エクアドル→ペルー→ボリビア→チリ→ アルゼンチン→チリ②→アルゼンチン②→ウルグアイ→アルゼンチン③→     パラグアイ→アルゼンチン④→ブラジル→仏領ギアナ→スリナム→ガイアナ→   ブラジル②→ベネズエラ→コロンビア②→オーストラリア(ワーホリ)→     インドネシア→シンガポール→     マレーシア→タイ→カンボジア→    ベトナム→ラオス→タイ②→ミャンマー→中国→ネパール→インド→スリランカ→ インド②→パキスタン→中国②→    カザフスタン→キルギス→タジキスタン→ウズベキスタン→カザフスタン②→   キルギス②→カザフスタン③→     ウズベキスタン②→カザフスタン④→  トルクメニスタン→イラン→      アラブ首長国連邦→オマーン→     アラブ首長国連邦②→アゼルバイジャン→ジョージア→アルメニア→アルツァフ→ アルメニア②→ジョージア②→     アルメニア③→ジョージア③→トルコ→ ブルガリア→マケドニア→セルビア→  ハンガリー→イギリス(治験)→    ハンガリー②→ルーマニア→モルドヴァ→沿ドニエストル→ウクライナ→     ポーランド→ロシア(W杯)→     エストニア→ラトビア→リトアニア→  ベラルーシ→リトアニア②→ロシア②→ ポーランド②→ドイツ→ポーランド③→ チェコ→スロヴァキア→ハンガリー③→ オーストリア→スロヴェニア→イタリア→スロヴェニア②→クロアチア→     ボスニア・ヘルツェゴヴィナ→     モンテネグロ→コソヴォ→アルバニア→ ギリシャ→イギリス(治験)②→    アルバニア②→ギリシャ②→キプロス→ 北キプロス→キプロス②→レバノン→  ヨルダン→イスラエル→パレスチナ→  ヨルダン②→エジプト→ケニア→    ウガンダ→ルワンダ→ウガンダ②→   ケニア②→タンザニア→マラウイ→   ザンビア→ジンバブエ→南アフリカ→  レソト→南アフリカ②→ナミビア→   南アフリカ③→イギリス(治験)③→  オランダ→ベルギー→オランダ②→   日本(今ココ)

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