パレスチナのジェリコからヨルダンのアンマンへ
【1075日目】ジェリコ→アンマン(2019年3月29日(金)のおはなし)
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
今日は、ジェリコを脱出して隣国ヨルダンのアンマンへ向かいます。

ジェリコ→アンマン
なんだかんだ2週間以上滞在した、イスラエルとパレスチナをついに脱出するということですね。
滞在中テル・アヴィヴに向けてミサイルが飛んだり、それへの報復としてガザ地区に空爆があったり、まぁいろいろあったんですが、とりあえず死なずに出国できそうでなによりです。
ちなみにパレスチナってヨルダン川西岸地区とガザ地区に分かれているのですけど、ヨルダン川西岸地区は実質イスラエルの実効支配下にあります。が、ガザ地区は違うんですよね。ハマスという勢力が支配している地域。だからイスラエル軍は空爆しかしないんですよ。陸上部隊は入れないんだって。
全体的な感想としては、戦争してても占領されてても生活は普通に営まれるんやな、ってことですかね。
まぁ当然といえば当然のことなんですけどもね。生活は営まないと生活出来ないもんね。
いや、まぁなんか良く分からん事書いてますけど、戦争ってのはそれぐらいイレギュラーな事態だと思ってたんですよ。勃発すると普通の生活など到底望めないものだと。
意外とそうでもないみたいなんですよねー。そりゃミサイルが飛んできた時用のシェルターなんかも用意されてますけど、「いざとなったらそこに避難する」という常識が追加されているだけでその他の部分は他の国となんら変わらなくて。
日本でもどっかで地震が起こっても、地震が起こった地域以外は普通に生活してますけど、戦争もそれと似たようなものだということのようです。
戦争について知識が足らなかったなー、という感じですね。これも一種の平和ボケでしょうか。「戦争=非日常」と条件反射で考えてしまっていました。そういう意味でイスラエルに来ることが出来て良かったと思います。
あ、今更ですけど、わたくし、イスラエルは現在進行系で戦争中の国家だと思ってますので。
じゃないと首都にミサイル飛んできたりしないでしょ?北朝鮮ですら海に向かって撃つのよ?
あとパレスチナはイスラエルに占領されているとも思ってます。
他の未承認国家、ぼくが行ったトコだとアルツァフ(ナゴルノ・カラバフ)と沿ドニエストル、とは明らかに違いますね。
そういう旧ソ連圏の未承認国家は、承認されてないってだけで現在の住民はその状況を望んでいるわけですよ。独立したがっている地域があって、他の国がそこにちょっかいを出して、他の国には認められていないけど実質独立した状況になっているわけで。
でもパレスチナは違いますよ。住民は明らかに今の状況を望んでいない。これを占領と呼ばずして何と呼ぶのか。
そんなこと明らかにあかんやん?そんなんしたらあかんってみんな分かるやん?
なのに、そんなクソみたいな事でも、大国のお墨付きがあればやってもいいんだそうで。サウジアラビアもそうですけど。
ほんともうね…。
体制側につくのって大事よね。
結局世界を動かしているのは人権とかそういうなまっちょろいものでは無いという事ですよ。正しいものが救われるとか、正義は勝つとか、そんなもんファンタジーだって話ですよ。
ほんと日本に生まれて良かったよ、まじで。アメリカ様に媚びへつらっていれば何不自由なく生活出来るって言うなら金なんかいくらでも払ったたらええねん。アメリカに見捨てられただけで横の国に占領されてなんともならんとか恐ろしいことやで、ほんま。
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ジェリコのバスターミナル
というわけでこちらがジェリコのバスターミナルです。
ここからヨルダンとの国境にかかるアレンビー橋まで向かうバスが出ているとのこと。
なんですがー。

イミグレ
イミグレを通らないといけないんですよねー。
まぁパレスチナから出国するバスに乗るわけだからね?本来なら当然なんだけど、わたし別にパレスチナの入国検査とか受けてないのよね。こんなややこしいことになるのもまぁだいたいイスラエルのせいです。

バスターミナル
ちなみにこの写真のアーケードになっているところの右側がイミグレ。
そのお向かい、左側がバスのチケット売り場。
なので、まず左側でバスチケットを買い、それからイミグレに向かいましょう。
ジェリコから国境まで26S(800円ぐらい)。

出国カード
イミグレでは出国カードだと思われるものをもらいました。
出国税を取られる可能性があると聞いていたのですが、そういうのも無かったです。
ちなみに今日は金曜日のため、バスは10時半が最終だそうです。宿のオーナーがそう言っていたというだけなので本当かどうかは知りませんが。
パレスチナ的には金曜だろうが関係ないのですが、結局国境を管理しているのはイスラエルで、あいつら金曜の日没からシャバットだというので国境を閉めやがるのですよね。
というわけで多分本当に金曜日はバスが終わるのが早いハズです。

車窓から
来る時も見たおかしな形の地形を見ながら走ること15分。

イミグレ前
イミグレ…の前まで来ました。
何をしているのか知りませんが、このイミグレに入るゲートの前で15分ぐらい待ちました。
小型車両はどんどん通っていっているので、イミグレの敷地内に入るバスの台数を制限しているのかな?知らんけど。
というかたった15分の距離に800円も取るんですね。

イミグレ
ゲート前で待つこと15分。ようやくイミグレに到着。
「あっちのツーリストってとこから入ったらあかんの?」と聞いたのですがダメだったので。

イミグレ
他のアラブ人の皆様と一緒にこっちから入ります。
パスコンでは滞在中に訪れた都市や日本での職業などを尋ねられました。
別に悪いことしてないし、というかこのアラブ人だらけのバスに混じって来たという時点でパレスチナに入ったことはバレバレなので、正直にベツレヘムやジェリコに行ったと答えました。
ちょっと審査官のご機嫌を損ねたようです。

入国カード
イスラエルに入国した際は、このような入国カードをもらいました。
これを滞在中持ってないといけないわけですね。

出国カード
で、これが出国検査後にもらったカード。
入国カードはともかく、この出国カードを別に寄越す必要はあるのか?とは思いました。
出国カードをもらったら、横のブースで出国税を支払います。
出国税182S(5,500円ぐらい)。
5,500円ぐらい。
もうバカにしてんのか?というぐらい高いですね。
最後の最後までほんと高い。イスラエルまじ高い。
ちなみにその出国税を支払う窓口で両替も出来るようです。しなかったのでレートの良し悪しは分かりません。
出口にある有人のブースで、さっきの出国カードと出国税支払いのレシートを見せると、晴れてゲートが開いて外に出られるという寸法です。

イミグレ
イミグレを出るとたくさんのバスが並んでいるのですが、アラブ人とそれ以外とで乗るバスが分けられています。
われわれ旅行者はこの看板にしたがって進んだ先にあるバスに乗車します。
出国したのにアパルトヘイト継続中。そうしないとアラブ人の中にユダヤ人が混ざるような事態が発生し、そうなった場合何が起こるか分からない、ということでしょうけども。
何が起こるか分からない理由を作るからですよね?
ほんと敵の多いお国は大変ですねー。
バスに乗せられてヨルダン側のイミグレに向かいます。
国境線を越え、緩衝地帯を抜けたあたりでパスポートチェック。
えーと。ちなみになんですけど。
このアレンビー橋(ヨルダン側の呼称はキングフセイン橋)国境では、ヨルダンのアライバルビザが取得できません。まぁいちおうヨルダン的にはここは正規の国境ではないという扱いになっているので。
なので、例えばイスラエルに空路で入国して陸路で、とか、ヨルダンから別の国境を越えて出国しここから再入国、みたいなことは出来ません。まぁ事前にヨルダンビザ取っていれば話は別ですが。
そういうビザの無い人はここのパスポートチェックで追い返されると思います。イスラエルの高額出国税払い損ですので気をつけましょう。
ぼくはヨルダンから出る時にこの国境を越えたので問題ありません。この国境は出国スタンプを押されない(正式にはヨルダンを出国していない状況)なので。
来る時も通ったヨルダン側のイミグレに到着。
さっき回収されたパスポートの束はそのまま車掌さんがパスコンに持っていきました。
降りる前にバス代が回収されます。人と荷物と合わせて4JD(600円ぐらい)でした。5キロとかなのに。ほんとここの国境は金がかかりますね。
入国時は特にすることもありません。ただ仕事の遅い職員の前に山のように積まれたパスポートの中で、自分のパスポートがどの位置にあるかというだけの問題。チェックが終わった順にパスポートが返却され、それで終了。
まぁこう書くと簡単なんですけどね。
現場ではそういった説明も一切ないし、次々と新しいパスポートの束が搬入されるしで、

ヨルダン側イミグレ
わりとカオス気味でした。
これ今日が金曜日だからまだマシだと思いますよ。だって他の日だったらここにヨルダンを出国しようとする人も混ざるわけですからね。窓口一緒だし。
毎日こんなことやってて改善しようと思わないこいつらはたぶんバカなんでしょう。
前回も思ったけど本当にここの国境はオペレーションがクソです。
ここから出てここから入るしかないからやむを得ず通っているだけで、本来なら避けて通りたいルートですね。バス代高いし。
まぁトータル30分ほど待ってパスポートを回収しました。というわけで、

ヨルダン
ヨルダン再入国です。
ねんのためもう1回。
さーて。
それじゃあこれからどうしようかな。とりあえずアンマンに向かいたいんだけど。
国境からバスが出ていればいいんですが、そういうのは発見できませんでした。
イミグレの敷地外に出てそこに停まっていたバスに聞いてみたのですが、「これはアラブ人用」という意味の分からない回答でした。あぁそうですか。
あとは国境お決まりのウザいタクシーしかいないですねぇ。。。
たぶん最寄りの街まで行けばそこからバスかシェアタクシー的なものが出ていると思うんだけど。。。
最寄りの街までは4キロぐらい…かな。。。
歩くか。

イミグレからアル・シュンへ
まぁ道路は舗装されているし、ただただ真っ直ぐだし、そんな大したことはないです。
ただまぁ荷物が重いなぁ…って。
荷物じゃまだなぁ…って。
これほんと捨てたいなぁ…って。
というか国境に溜まるタクシーはなぜああも民度が低いのかなぁ…って。

アル・シュン
あぁ着いた。やれやれ。
あとはアンマン行きのバスさえ見つければ…。

アンマン行きのバス
2秒で見つかりました。誇張なしで2秒です。
幹線道路との交差点にたどり着き、脇に座っていたおっさんに「アンマン行きたい」と言うと「それ」と言われたのがこのバスです。
満員になるのを待って発車。
アンマン
1時間半ほどで、アンマン中心部のこの交差点に到着しました。
料金は降りる時に回収されて1JD(150円ぐらい)。
1JD。
小型のバスが1時間半走って1JD。もちろん荷物代などかかりません。
ほんといかにあの国境のバスがぼったくっているかという事ですよ。大型バスを5キロ走らせて荷物代まで取って4JDだと?ちょっとふざけすぎて脳みそ腐ったのかと思うレベル。
予約しておいた宿にチェックイン。
なんだかんだもう15時を過ぎていたのですが、出来れば今日のうちにヤボ用を済ませてしまいたかったので少し離れたショッピングモールへ。

アル・アブダビ・モール
JETTバスオフィスの近くにあるアル・アブダビ・モール。
ぼくは海外での長期旅行中に学んだんですよね。とりあえず旅行者が求めるようなものはだいたいショッピングモールにある、と。
目的は両替とSIMカード。
SIMはその辺の商店でも買えるかも知れませんが、アクティベートがめんどくさい国とかだとスタッフにやってもらった方がラクなんですよね。売店のおっさんでは出来ない可能性がある(もちろん出来る可能性もあるし、挿せばOKなSIMである可能性もある)。その点正規のショップならスマホ渡せば使えるようになって返ってきますので。
で、ショッピングモールにはその国のキャリアがだいたいお店を構えているのでね。街なかでショップを探すより圧倒的に簡単。
案の定両替所もキャリアのショップも見つかり、無事にヤボ用完了。ヨルダンのSIMの高さにはちょっと涙目でしたが。
それにしても。



アル・アブダビ・モール
栄えてんなぁ、ヨルダン。
たった数十キロしか離れてないし、そもそも同じ民族が住んでるってのに朝と夕方でこの違い。
国境って怖いわぁ。
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今日もありがとうございました。
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
今日は、ジェリコを脱出して隣国ヨルダンのアンマンへ向かいます。

ジェリコ→アンマン
なんだかんだ2週間以上滞在した、イスラエルとパレスチナをついに脱出するということですね。
滞在中テル・アヴィヴに向けてミサイルが飛んだり、それへの報復としてガザ地区に空爆があったり、まぁいろいろあったんですが、とりあえず死なずに出国できそうでなによりです。
ちなみにパレスチナってヨルダン川西岸地区とガザ地区に分かれているのですけど、ヨルダン川西岸地区は実質イスラエルの実効支配下にあります。が、ガザ地区は違うんですよね。ハマスという勢力が支配している地域。だからイスラエル軍は空爆しかしないんですよ。陸上部隊は入れないんだって。
全体的な感想としては、戦争してても占領されてても生活は普通に営まれるんやな、ってことですかね。
まぁ当然といえば当然のことなんですけどもね。生活は営まないと生活出来ないもんね。
いや、まぁなんか良く分からん事書いてますけど、戦争ってのはそれぐらいイレギュラーな事態だと思ってたんですよ。勃発すると普通の生活など到底望めないものだと。
意外とそうでもないみたいなんですよねー。そりゃミサイルが飛んできた時用のシェルターなんかも用意されてますけど、「いざとなったらそこに避難する」という常識が追加されているだけでその他の部分は他の国となんら変わらなくて。
日本でもどっかで地震が起こっても、地震が起こった地域以外は普通に生活してますけど、戦争もそれと似たようなものだということのようです。
戦争について知識が足らなかったなー、という感じですね。これも一種の平和ボケでしょうか。「戦争=非日常」と条件反射で考えてしまっていました。そういう意味でイスラエルに来ることが出来て良かったと思います。
あ、今更ですけど、わたくし、イスラエルは現在進行系で戦争中の国家だと思ってますので。
じゃないと首都にミサイル飛んできたりしないでしょ?北朝鮮ですら海に向かって撃つのよ?
あとパレスチナはイスラエルに占領されているとも思ってます。
他の未承認国家、ぼくが行ったトコだとアルツァフ(ナゴルノ・カラバフ)と沿ドニエストル、とは明らかに違いますね。
そういう旧ソ連圏の未承認国家は、承認されてないってだけで現在の住民はその状況を望んでいるわけですよ。独立したがっている地域があって、他の国がそこにちょっかいを出して、他の国には認められていないけど実質独立した状況になっているわけで。
でもパレスチナは違いますよ。住民は明らかに今の状況を望んでいない。これを占領と呼ばずして何と呼ぶのか。
そんなこと明らかにあかんやん?そんなんしたらあかんってみんな分かるやん?
なのに、そんなクソみたいな事でも、大国のお墨付きがあればやってもいいんだそうで。サウジアラビアもそうですけど。
ほんともうね…。
体制側につくのって大事よね。
結局世界を動かしているのは人権とかそういうなまっちょろいものでは無いという事ですよ。正しいものが救われるとか、正義は勝つとか、そんなもんファンタジーだって話ですよ。
ほんと日本に生まれて良かったよ、まじで。アメリカ様に媚びへつらっていれば何不自由なく生活出来るって言うなら金なんかいくらでも払ったたらええねん。アメリカに見捨てられただけで横の国に占領されてなんともならんとか恐ろしいことやで、ほんま。
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ジェリコのバスターミナル
というわけでこちらがジェリコのバスターミナルです。
ここからヨルダンとの国境にかかるアレンビー橋まで向かうバスが出ているとのこと。
なんですがー。

イミグレ
イミグレを通らないといけないんですよねー。
まぁパレスチナから出国するバスに乗るわけだからね?本来なら当然なんだけど、わたし別にパレスチナの入国検査とか受けてないのよね。こんなややこしいことになるのもまぁだいたいイスラエルのせいです。

バスターミナル
ちなみにこの写真のアーケードになっているところの右側がイミグレ。
そのお向かい、左側がバスのチケット売り場。
なので、まず左側でバスチケットを買い、それからイミグレに向かいましょう。
ジェリコから国境まで26S(800円ぐらい)。

出国カード
イミグレでは出国カードだと思われるものをもらいました。
出国税を取られる可能性があると聞いていたのですが、そういうのも無かったです。
ちなみに今日は金曜日のため、バスは10時半が最終だそうです。宿のオーナーがそう言っていたというだけなので本当かどうかは知りませんが。
パレスチナ的には金曜だろうが関係ないのですが、結局国境を管理しているのはイスラエルで、あいつら金曜の日没からシャバットだというので国境を閉めやがるのですよね。
というわけで多分本当に金曜日はバスが終わるのが早いハズです。

車窓から
来る時も見たおかしな形の地形を見ながら走ること15分。

イミグレ前
イミグレ…の前まで来ました。
何をしているのか知りませんが、このイミグレに入るゲートの前で15分ぐらい待ちました。
小型車両はどんどん通っていっているので、イミグレの敷地内に入るバスの台数を制限しているのかな?知らんけど。
というかたった15分の距離に800円も取るんですね。

イミグレ
ゲート前で待つこと15分。ようやくイミグレに到着。
「あっちのツーリストってとこから入ったらあかんの?」と聞いたのですがダメだったので。

イミグレ
他のアラブ人の皆様と一緒にこっちから入ります。
パスコンでは滞在中に訪れた都市や日本での職業などを尋ねられました。
別に悪いことしてないし、というかこのアラブ人だらけのバスに混じって来たという時点でパレスチナに入ったことはバレバレなので、正直にベツレヘムやジェリコに行ったと答えました。
ちょっと審査官のご機嫌を損ねたようです。

入国カード
イスラエルに入国した際は、このような入国カードをもらいました。
これを滞在中持ってないといけないわけですね。

出国カード
で、これが出国検査後にもらったカード。
入国カードはともかく、この出国カードを別に寄越す必要はあるのか?とは思いました。
出国カードをもらったら、横のブースで出国税を支払います。
出国税182S(5,500円ぐらい)。
5,500円ぐらい。
もうバカにしてんのか?というぐらい高いですね。
最後の最後までほんと高い。イスラエルまじ高い。
ちなみにその出国税を支払う窓口で両替も出来るようです。しなかったのでレートの良し悪しは分かりません。
出口にある有人のブースで、さっきの出国カードと出国税支払いのレシートを見せると、晴れてゲートが開いて外に出られるという寸法です。

イミグレ
イミグレを出るとたくさんのバスが並んでいるのですが、アラブ人とそれ以外とで乗るバスが分けられています。
われわれ旅行者はこの看板にしたがって進んだ先にあるバスに乗車します。
出国したのにアパルトヘイト継続中。そうしないとアラブ人の中にユダヤ人が混ざるような事態が発生し、そうなった場合何が起こるか分からない、ということでしょうけども。
何が起こるか分からない理由を作るからですよね?
ほんと敵の多いお国は大変ですねー。
バスに乗せられてヨルダン側のイミグレに向かいます。
国境線を越え、緩衝地帯を抜けたあたりでパスポートチェック。
えーと。ちなみになんですけど。
このアレンビー橋(ヨルダン側の呼称はキングフセイン橋)国境では、ヨルダンのアライバルビザが取得できません。まぁいちおうヨルダン的にはここは正規の国境ではないという扱いになっているので。
なので、例えばイスラエルに空路で入国して陸路で、とか、ヨルダンから別の国境を越えて出国しここから再入国、みたいなことは出来ません。まぁ事前にヨルダンビザ取っていれば話は別ですが。
そういうビザの無い人はここのパスポートチェックで追い返されると思います。イスラエルの高額出国税払い損ですので気をつけましょう。
ぼくはヨルダンから出る時にこの国境を越えたので問題ありません。この国境は出国スタンプを押されない(正式にはヨルダンを出国していない状況)なので。
来る時も通ったヨルダン側のイミグレに到着。
さっき回収されたパスポートの束はそのまま車掌さんがパスコンに持っていきました。
降りる前にバス代が回収されます。人と荷物と合わせて4JD(600円ぐらい)でした。5キロとかなのに。ほんとここの国境は金がかかりますね。
入国時は特にすることもありません。ただ仕事の遅い職員の前に山のように積まれたパスポートの中で、自分のパスポートがどの位置にあるかというだけの問題。チェックが終わった順にパスポートが返却され、それで終了。
まぁこう書くと簡単なんですけどね。
現場ではそういった説明も一切ないし、次々と新しいパスポートの束が搬入されるしで、

ヨルダン側イミグレ
わりとカオス気味でした。
これ今日が金曜日だからまだマシだと思いますよ。だって他の日だったらここにヨルダンを出国しようとする人も混ざるわけですからね。窓口一緒だし。
毎日こんなことやってて改善しようと思わないこいつらはたぶんバカなんでしょう。
前回も思ったけど本当にここの国境はオペレーションがクソです。
ここから出てここから入るしかないからやむを得ず通っているだけで、本来なら避けて通りたいルートですね。バス代高いし。
まぁトータル30分ほど待ってパスポートを回収しました。というわけで、

ヨルダン
ヨルダン再入国です。
ヨルダン
首都はアンマン。
通貨の単位はヨルダン・ディナール。1ディナール=150円ぐらい。以下JDと表記。
民族はだいたいアラブ人。
言語はアラビア語のヨルダン方言。
宗教は90%がイスラム教スンナ派。
ねんのためもう1回。
さーて。
それじゃあこれからどうしようかな。とりあえずアンマンに向かいたいんだけど。
国境からバスが出ていればいいんですが、そういうのは発見できませんでした。
イミグレの敷地外に出てそこに停まっていたバスに聞いてみたのですが、「これはアラブ人用」という意味の分からない回答でした。あぁそうですか。
あとは国境お決まりのウザいタクシーしかいないですねぇ。。。
たぶん最寄りの街まで行けばそこからバスかシェアタクシー的なものが出ていると思うんだけど。。。
最寄りの街までは4キロぐらい…かな。。。
歩くか。

イミグレからアル・シュンへ
まぁ道路は舗装されているし、ただただ真っ直ぐだし、そんな大したことはないです。
ただまぁ荷物が重いなぁ…って。
荷物じゃまだなぁ…って。
これほんと捨てたいなぁ…って。
というか国境に溜まるタクシーはなぜああも民度が低いのかなぁ…って。

アル・シュン
あぁ着いた。やれやれ。
あとはアンマン行きのバスさえ見つければ…。

アンマン行きのバス
2秒で見つかりました。誇張なしで2秒です。
幹線道路との交差点にたどり着き、脇に座っていたおっさんに「アンマン行きたい」と言うと「それ」と言われたのがこのバスです。
満員になるのを待って発車。
アンマン
1時間半ほどで、アンマン中心部のこの交差点に到着しました。
料金は降りる時に回収されて1JD(150円ぐらい)。
1JD。
小型のバスが1時間半走って1JD。もちろん荷物代などかかりません。
ほんといかにあの国境のバスがぼったくっているかという事ですよ。大型バスを5キロ走らせて荷物代まで取って4JDだと?ちょっとふざけすぎて脳みそ腐ったのかと思うレベル。
予約しておいた宿にチェックイン。
なんだかんだもう15時を過ぎていたのですが、出来れば今日のうちにヤボ用を済ませてしまいたかったので少し離れたショッピングモールへ。

アル・アブダビ・モール
JETTバスオフィスの近くにあるアル・アブダビ・モール。
ぼくは海外での長期旅行中に学んだんですよね。とりあえず旅行者が求めるようなものはだいたいショッピングモールにある、と。
目的は両替とSIMカード。
SIMはその辺の商店でも買えるかも知れませんが、アクティベートがめんどくさい国とかだとスタッフにやってもらった方がラクなんですよね。売店のおっさんでは出来ない可能性がある(もちろん出来る可能性もあるし、挿せばOKなSIMである可能性もある)。その点正規のショップならスマホ渡せば使えるようになって返ってきますので。
で、ショッピングモールにはその国のキャリアがだいたいお店を構えているのでね。街なかでショップを探すより圧倒的に簡単。
案の定両替所もキャリアのショップも見つかり、無事にヤボ用完了。ヨルダンのSIMの高さにはちょっと涙目でしたが。
それにしても。



アル・アブダビ・モール
栄えてんなぁ、ヨルダン。
たった数十キロしか離れてないし、そもそも同じ民族が住んでるってのに朝と夕方でこの違い。
国境って怖いわぁ。
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今日もありがとうございました。
[ 2019.05.30 | ヨルダン | コメント: 0 | トラックバック: 0 | PageTop↑ ]