イランのタクシーはウザいのだ(最終章)【メイキング】
【692日目】バンダレ・アッバース→(2017年10月30日のおはなし)
この前フリのスペースなんですけど。
だいたい今日本編で出てくる都市とか、世界遺産とかの説明をWikipediaからパクってきてますけど。
Wikipediaからパクってくることもない時、このスペースを埋めるのが意外と大変でね。
なにかあったならそれは本編に書けばいいし。
じゃあなんもないのに書くことあんのかって言ったら当然無いし。
そもそもこの前フリのスペース必要?という疑問からは目を背けないといけないし。
で、苦節4年目にしてようやく気づきました。
特に本編に書くほどのことでもないけど、なんかその国っぽい小ネタ、それこそTwitterとかに向いている感じの小ネタをここで紹介していけばいいのではないかと。
なんかね。あるじゃないですか。
街なかを歩いていて、「ナニコレ」みたいになるやつ。
ただそれは日常の中に突如舞い降りた違和感であって、その違和感は日常を覆すほどのものではなくて、つまり「ナニコレ」とは思うものの「ナニコレ」以上のイベントには成り得ないというもの。
そういう細かいことは本編では書かないんですよ。意味ないから。なんか文章の流れ悪くなるし。
じゃあそういうのをポロッとこのスペースに落とせばいい感じじゃね?ってことでね。
ただこれは当然写真がないと意味なくて。
「今日こんな変なもの見ました」とだけ書いたって読んでる人意味分かんないし。
「今日こんな夢見ました」ってのと大差ないぐらい意味分かんないですし。
なので、このスペース用にちょこちょこ小ネタ写真を集めていたんですよ。イランでは。
なのに活用すること無く今日イランを出国します。
どういうことだ。
これがマーフィの力か?
要らない時にはあるのに要る時には無いというあれか?
ほんとマーフィ死ねばいいのに。
でもスタンドが死ぬ時は本人も死ぬわけですからね。
何が悲しくてマーフィと心中しなくちゃならんのだという話でね。
ちくしょうこのクソマーフィめが。
というわけで、イランで集めた小ネタ写真を公開します。

ゲストハウスのドミトリー
イランはだいたいの部屋に絨毯が敷いてある。土足のドミトリーの床でさえも。
さすがイランですねー。
みたいなことを書こうと思っていた。

街なかのドネーション・ボックス
街のあちこちに立っているドネーション・ボックス。
日本の自販機を見て「治安がいい」と言うのなら、こんなに簡単にモゲそうな箱に現金が入っているイランの治安の良さがよく分かりますね。
みたいなことを書こうと思っていた。

アラビア語のカレンダー
アラビア語って右から左に書くんですが、数字だけなぜか左から右に進みます。文章書くの大変じゃないのかなと思うんですが。
で、カレンダーはどうなってんだと思ったらバッチリ逆向きでした。
みたいなことを書こうと思っていた。

仮面の女性
最後の都市バンダル・アッバース付近の女性は仮面を被っている人がいます。
でも人物写真は撮らないので困っていたら、宿の壁に写真が貼ってあったので無事ご紹介できますね。
みたいなことを書こうと思っていた。
■■■ブログランキングに参加しています。■■■
この下のバナーをクリックしていただくと、このブログのランキングが上昇します。
ランキングが上昇すると、ブログ主のテンションが少し上がります。
それだけです。変なサイトとかには飛びません。
リンク先のサイトが読み込み完了しないとポイントが入らないくせにわりと読み込みに時間がかかります。
ブログを読む前にクリックしておくと、読み終わった頃に読み込みが完了していてスムーズですね☆

にほんブログ村
それでは本編をどうぞ↓
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
今日は、昨日チケットを買った船に乗りイランを出国します。
うむ。イラン。
たぶんしばらく来ないだろう。
いや、まぁぶっちゃけね、この世界一周中に行った国ですぐ再訪する国なんて現実問題無いと思うんですよ。終わった頃には金無いし。ただそういうのを無視して、「もしすぐ来られるような状況になった」と仮定して、
イラン。しばらく来ないと思います。
なんかもういいわーって感じ。
別に悪くない国なんですけど。モスク綺麗だし。人も優しいし。むしろ優しすぎて困るレベルだし。
ただあれですね。ちょっと高いですね。
まずビザ代が若干1万円でしょ。高いよね。
で、宿のアベレージが10$でしょ。アジアとは思えないよね。
食費も2〜3$からかかってくるし、そんでバリエーションが概ねサンドイッチ一択だしね。
かと言って宿にキッチンがあるわけでもないし。
ほんで、見るものと言えばモスクしかないし。
郊外に行けば遺跡とか砂漠とかもあるんだけど。
基本工事中だし。
行きにくいし。
タクシーしか無いし。
タクシーウザいのに。
タクシーウザいし。
あとタクシーウザいし。
あ、あとタクシーウザいし。
うん。タクシーウザい。
だから来ない。
もう誰か言っといて。イランのお偉いさんに。
「だばでー、タクシーウザいからもう来ないってよ」っつって。
ほんでタクシークソ虫全員駆除されたらええねん。
アメリカの前に倒すべき敵は内側にいるという事実に気づいて頂きたいですね。
はい。
というわけで、船の話なんですけど、夜発なんですよ。
9時半発で、出発予定時刻の3時間前には港にいてくれと言われています。
だからまぁ18時に港にいればOKなんですけど、別にやることないんだよね。その時間まで。
イランのお金は国外に持ち出すと両替できないという噂があって、それを見越してほぼピッタリ現金が余るようにしているので、どこかに行くにしても何か買うにしてもお金が無い。
とりあえずチェックアウト時間までは部屋でだらだらしていよう。なんせこの宿のコスパ半端ねえからな。
と思ってチェックアウト時間聞きに行ったら14時だと言われました。
もうこの宿桃源郷かよってレベルですね。
14時にチェックアウトし、ホテル併設のレストランで昼食を取り、時刻は15時。
まぁ今から港行きましょうか。待合室とかあるでしょうし。
で、港までの行き方は、おそらくタクシーしか無い。イランだし。ちょっと郊外になるとすぐ「タクシーしか無い」って言うから。だからイヤなんだよね。
宿の受付でタクシーでどのくらいか?という話を聞こうと思ってたんですが、さっきまでいた英語を話すおねえさんがいなくなっていました。
いるのはペルシャ語しか分からないおっさんが1人。
だばで「港に行きたい」
受付「ポート…?」
だ「あれだ。ドバイだドバイ。ドバイ行くの」
受「ドバイ行きの船は10時発だ」
だ「うん知ってる。知ってるけど、その船の出るとこに今行きたいの」
受「…?」
だ「えーとね。ここがホテルでしょ、ここがドバイでしょ、ここから船が出るでしょ、だからこの船の出るとこにね、行かないとね、おれドバイ行けないでしょ」
受「…タクシー?」
だ「うんそう。そうそう。タクシー。タクシーなんだけど…」
受「ちょっと待て」
受「…」
受「コイツがタクシードライバーだ」
だ「あ、この宿タクシードライバーも抱えてるのね。さすがルックスエクスペンシブなホテルだね。でもほら。おれが知りたいのはタクシーの値段であって…」
ドライバー「どこ行きたいんだ?」
た「えーと。ぼくあなたのタクシーに乗るとは言ってないんですが、まぁ行きたいのはドバイ行きの船が出ている港です」
ド「よし乗れ」
だ「いや、自分絶対分かってへんやろ。どうせ例のケシュム行きのフェリーポートに連れてってよしやろ。その手には乗らん。どこ行く気だこの野郎」
ド「港だろ?」
だ「すぐそこの港じゃないよ?あんなとこ行くのにタクシー使わないよ?」
ド「え?じゃあどこの港?」
だ「だからドバイ行きの船がね…」
受「ドバイ行きの船は10時発だ」
だ「うんだからそれは知ってて、ダメだこれカオスすぎる」
だ「あ、そうだコレコレ。これチケット。ほらこのね。このチケットの港にね。行きたいわけよ」
受「…」
ド「…」
受「えーと?バンダル・アッバース発の…シャルジャ行き…」
だ「そうそう。その船のね。出る港にね…」
ド「電話してみたら?」
受「電話持ってる?」
だ「え?電話?なんで?なんで今電話いる?いや無いけどね?電話とか持ってないけどね?」
受「じゃあ電話してみよう」
だ「あ、あるんだ。そりゃあるよね。ホテルのフロントだしね。このホテル、ルックスエクスペンシブだしね」
受「…」
受「…出ないな」
ド「どれ貸してみろ」
ド「…」
ド「…出ないな」
ド「違うとこかけてみるか」
ド「…」
ド「…。○☓△□☆」
ド「○☓△□☆」
ド「○☓△□☆」
ド「よし分かった。行くぞ乗れ」
だ「待て。待て待て。いくらだ先に。先に言え」
ド「あ?あー。。。150,000R(450円ぐらい)だな」
だ「うん。イラネ。くたばれクソ虫」
ド「じゃあいくらなら乗るんだ」
だ「うん。もうそういうのいいから。めんどいからそういうの」
ド「分かった分かった。100,000R(300円ぐらい)だ。それでいい」
だ「それで?それで港までだな?」
ド「そうだ」
だ「そこの港じゃなくて、ドバイ行きの港だな?」
ド「そうだそうだ」
だ「よし。じゃあそれで行こう」
タクシー乗るだけで一苦労ですよ。
実は、昨日ケシュム行きのフェリーが出る港で聞き込みしたところ、その港からドバイ行きの船が出る港まで「タクシーで80,000R(240円ぐらい)」という情報をすでに得ていたのですよ。
それを相場とすると、ホテルからドアトゥドアで100,000Rならまぁ許容範囲かな、って感じですね。
シャヒド・バホナール港
市街地が混んでいて出るのに時間がかかったりして、おおむね30分ほどで到着したのがこの港。
たぶんここで間違いない。
ふぅやれやれ。なんとか着いた。
だばで「ありがとう。じゃあ100,000Rね」
ドライバー「違う。150,000Rだ」
最後まで?
その辺にたむろっているクソ虫ではなく、あえて若干高めの金額を許容してホテル専属のタクシーをチョイスしたというのに?
行き先を伝えるためにGoogle 翻訳と地図を駆使し、ドバイ行きの船のチケットまで見せた上で値段交渉を事前に行ったというのに?
よし。殴ろう。
もういいだろ。何を我慢することがあるんだ。
だっておれ、あと数時間後にはイラン出国するし。
幸い相手はまだ座ってるし。
たぶんハンドルとかがジャマで格闘能力が著しく低下しているはず。
今運転席に座っているうちにタコ殴りにしてやればいい気がする。
そのまま待合に駆け込んで時間までトイレに篭ってればいいや。
よし覚悟しやがれこのクソm…
通りがかりのイラン人「どうかしたかい?(英語で)」
だばで「えーと。。。かくかくしかじか」
通「なるほど。○☓△□☆」
ドライバー「○☓△□☆」
通「君は150,000R払わないといけないよ。そう取り決めしたんだろう?」
だ「してないです。取り決めは100,000Rです」
通「○☓△□☆」
ド「○☓△□☆」
通「でも君は違う目的地に行こうとしていたんだろう?最初に聞いたところと違うところに来たと言っているよ」
だ「いいえ。チケットを見せてまでこの場所を説明しました」
通「○☓△□☆」
ド「○☓△□☆」
通「100,000Rでいいそうだよ」
ド「( ´∀`)bグッ!」
…よし落ち着いた。
怒りを飲み込みきったよ。よく我慢したよおれ。
なにが( ´∀`)bグッ!だこのクソ虫が。
虫のくせに親指立てられて偉いねぇとでも言って欲しいのか?
そんなもん我々人間様は生まれた翌週ぐらいから出来るとるわボケが。

ネットから拝借

待合室
港の待合室。
ここで時間まで待ちます。ちょっとした商店もあるので、そこで手持ちのイラン・リアルを使い切ります。
時間が来ると、船のチェックインをするように言われるので、言われるがままに。
雰囲気は飛行機のそれと変わりません。よっぽどデカい荷物以外は預けないですが。

イミグレ抜けてからの待合室
さらに時間が来ると、イミグレを通過するように、、、言われないけど、なんとなくそんな雰囲気になります。
そんな雰囲気を感じたらイミグレに向かいましょう。
まぁこの時間にここにいる人は全員UAE行きのフェリー待ちみたいなので、「あれ。いつの間にか人数が…?」と思ったら出国検査始まってます。

UAE行きフェリー
これがUAE行きのフェリー。
まぁ暗くてなんも見えないけど。

UAEフェリー内部
UAEフェリーの内部。
車を停めるエリアですね。すっかすかですが。
でも何人か車を入れている人もいました。

UAE行きフェリー客席
これが客席。
ぼくが乗った時は乗客が30人いるかどうかぐらいだったので、1人1つ長椅子が使えてのびのび横になって眠れました。
さ、これで明日朝起きたらUAEですよー、ということで…?

船内食
船内食が出ました。
あとチャイはデカいヤカンに入ってどっかに置いてあって、勝手に飲んでOKというシステムでした。
では船内食の内容は…?

船内食
…え?
これだけ…?
ごはんだけ…?
ごはんにグリーンチリが乗っているだけ…?
もはや日の丸弁当以下じゃないですか…。。。

船内食
と思って食べてたらごはんの下から鶏肉とかトマトとか出てきました。
なるほどトマトね。
イラン版日の丸弁当ってことですね!
いやなんやねんこのオチ。。。あかんすぎるやろ。
ほんまあのクソ虫ムカつくわぁ。。。

にほんブログ村
今日もありがとうございました。
この前フリのスペースなんですけど。
だいたい今日本編で出てくる都市とか、世界遺産とかの説明をWikipediaからパクってきてますけど。
Wikipediaからパクってくることもない時、このスペースを埋めるのが意外と大変でね。
なにかあったならそれは本編に書けばいいし。
じゃあなんもないのに書くことあんのかって言ったら当然無いし。
そもそもこの前フリのスペース必要?という疑問からは目を背けないといけないし。
で、苦節4年目にしてようやく気づきました。
特に本編に書くほどのことでもないけど、なんかその国っぽい小ネタ、それこそTwitterとかに向いている感じの小ネタをここで紹介していけばいいのではないかと。
なんかね。あるじゃないですか。
街なかを歩いていて、「ナニコレ」みたいになるやつ。
ただそれは日常の中に突如舞い降りた違和感であって、その違和感は日常を覆すほどのものではなくて、つまり「ナニコレ」とは思うものの「ナニコレ」以上のイベントには成り得ないというもの。
そういう細かいことは本編では書かないんですよ。意味ないから。なんか文章の流れ悪くなるし。
じゃあそういうのをポロッとこのスペースに落とせばいい感じじゃね?ってことでね。
ただこれは当然写真がないと意味なくて。
「今日こんな変なもの見ました」とだけ書いたって読んでる人意味分かんないし。
「今日こんな夢見ました」ってのと大差ないぐらい意味分かんないですし。
なので、このスペース用にちょこちょこ小ネタ写真を集めていたんですよ。イランでは。
なのに活用すること無く今日イランを出国します。
どういうことだ。
これがマーフィの力か?
要らない時にはあるのに要る時には無いというあれか?
ほんとマーフィ死ねばいいのに。
でもスタンドが死ぬ時は本人も死ぬわけですからね。
何が悲しくてマーフィと心中しなくちゃならんのだという話でね。
ちくしょうこのクソマーフィめが。
というわけで、イランで集めた小ネタ写真を公開します。

ゲストハウスのドミトリー
イランはだいたいの部屋に絨毯が敷いてある。土足のドミトリーの床でさえも。
さすがイランですねー。
みたいなことを書こうと思っていた。

街なかのドネーション・ボックス
街のあちこちに立っているドネーション・ボックス。
日本の自販機を見て「治安がいい」と言うのなら、こんなに簡単にモゲそうな箱に現金が入っているイランの治安の良さがよく分かりますね。
みたいなことを書こうと思っていた。

アラビア語のカレンダー
アラビア語って右から左に書くんですが、数字だけなぜか左から右に進みます。文章書くの大変じゃないのかなと思うんですが。
で、カレンダーはどうなってんだと思ったらバッチリ逆向きでした。
みたいなことを書こうと思っていた。

仮面の女性
最後の都市バンダル・アッバース付近の女性は仮面を被っている人がいます。
でも人物写真は撮らないので困っていたら、宿の壁に写真が貼ってあったので無事ご紹介できますね。
みたいなことを書こうと思っていた。
■■■ブログランキングに参加しています。■■■
この下のバナーをクリックしていただくと、このブログのランキングが上昇します。
ランキングが上昇すると、ブログ主のテンションが少し上がります。
それだけです。変なサイトとかには飛びません。
リンク先のサイトが読み込み完了しないとポイントが入らないくせにわりと読み込みに時間がかかります。
ブログを読む前にクリックしておくと、読み終わった頃に読み込みが完了していてスムーズですね☆

にほんブログ村
それでは本編をどうぞ↓
はいこんにちは。
どうもだばでーです。今日もよろしくお願いします。
今日は、昨日チケットを買った船に乗りイランを出国します。
うむ。イラン。
たぶんしばらく来ないだろう。
いや、まぁぶっちゃけね、この世界一周中に行った国ですぐ再訪する国なんて現実問題無いと思うんですよ。終わった頃には金無いし。ただそういうのを無視して、「もしすぐ来られるような状況になった」と仮定して、
イラン。しばらく来ないと思います。
なんかもういいわーって感じ。
別に悪くない国なんですけど。モスク綺麗だし。人も優しいし。むしろ優しすぎて困るレベルだし。
ただあれですね。ちょっと高いですね。
まずビザ代が若干1万円でしょ。高いよね。
で、宿のアベレージが10$でしょ。アジアとは思えないよね。
食費も2〜3$からかかってくるし、そんでバリエーションが概ねサンドイッチ一択だしね。
かと言って宿にキッチンがあるわけでもないし。
ほんで、見るものと言えばモスクしかないし。
郊外に行けば遺跡とか砂漠とかもあるんだけど。
基本工事中だし。
行きにくいし。
タクシーしか無いし。
タクシーウザいのに。
タクシーウザいし。
あとタクシーウザいし。
あ、あとタクシーウザいし。
うん。タクシーウザい。
だから来ない。
もう誰か言っといて。イランのお偉いさんに。
「だばでー、タクシーウザいからもう来ないってよ」っつって。
ほんでタクシークソ虫全員駆除されたらええねん。
アメリカの前に倒すべき敵は内側にいるという事実に気づいて頂きたいですね。
はい。
というわけで、船の話なんですけど、夜発なんですよ。
9時半発で、出発予定時刻の3時間前には港にいてくれと言われています。
だからまぁ18時に港にいればOKなんですけど、別にやることないんだよね。その時間まで。
イランのお金は国外に持ち出すと両替できないという噂があって、それを見越してほぼピッタリ現金が余るようにしているので、どこかに行くにしても何か買うにしてもお金が無い。
とりあえずチェックアウト時間までは部屋でだらだらしていよう。なんせこの宿のコスパ半端ねえからな。
と思ってチェックアウト時間聞きに行ったら14時だと言われました。
もうこの宿桃源郷かよってレベルですね。
14時にチェックアウトし、ホテル併設のレストランで昼食を取り、時刻は15時。
まぁ今から港行きましょうか。待合室とかあるでしょうし。
で、港までの行き方は、おそらくタクシーしか無い。イランだし。ちょっと郊外になるとすぐ「タクシーしか無い」って言うから。だからイヤなんだよね。
宿の受付でタクシーでどのくらいか?という話を聞こうと思ってたんですが、さっきまでいた英語を話すおねえさんがいなくなっていました。
いるのはペルシャ語しか分からないおっさんが1人。
だばで「港に行きたい」
受付「ポート…?」
だ「あれだ。ドバイだドバイ。ドバイ行くの」
受「ドバイ行きの船は10時発だ」
だ「うん知ってる。知ってるけど、その船の出るとこに今行きたいの」
受「…?」
だ「えーとね。ここがホテルでしょ、ここがドバイでしょ、ここから船が出るでしょ、だからこの船の出るとこにね、行かないとね、おれドバイ行けないでしょ」
受「…タクシー?」
だ「うんそう。そうそう。タクシー。タクシーなんだけど…」
受「ちょっと待て」
受「…」
受「コイツがタクシードライバーだ」
だ「あ、この宿タクシードライバーも抱えてるのね。さすがルックスエクスペンシブなホテルだね。でもほら。おれが知りたいのはタクシーの値段であって…」
ドライバー「どこ行きたいんだ?」
た「えーと。ぼくあなたのタクシーに乗るとは言ってないんですが、まぁ行きたいのはドバイ行きの船が出ている港です」
ド「よし乗れ」
だ「いや、自分絶対分かってへんやろ。どうせ例のケシュム行きのフェリーポートに連れてってよしやろ。その手には乗らん。どこ行く気だこの野郎」
ド「港だろ?」
だ「すぐそこの港じゃないよ?あんなとこ行くのにタクシー使わないよ?」
ド「え?じゃあどこの港?」
だ「だからドバイ行きの船がね…」
受「ドバイ行きの船は10時発だ」
だ「うんだからそれは知ってて、ダメだこれカオスすぎる」
だ「あ、そうだコレコレ。これチケット。ほらこのね。このチケットの港にね。行きたいわけよ」
受「…」
ド「…」
受「えーと?バンダル・アッバース発の…シャルジャ行き…」
だ「そうそう。その船のね。出る港にね…」
ド「電話してみたら?」
受「電話持ってる?」
だ「え?電話?なんで?なんで今電話いる?いや無いけどね?電話とか持ってないけどね?」
受「じゃあ電話してみよう」
だ「あ、あるんだ。そりゃあるよね。ホテルのフロントだしね。このホテル、ルックスエクスペンシブだしね」
受「…」
受「…出ないな」
ド「どれ貸してみろ」
ド「…」
ド「…出ないな」
ド「違うとこかけてみるか」
ド「…」
ド「…。○☓△□☆」
ド「○☓△□☆」
ド「○☓△□☆」
ド「よし分かった。行くぞ乗れ」
だ「待て。待て待て。いくらだ先に。先に言え」
ド「あ?あー。。。150,000R(450円ぐらい)だな」
だ「うん。イラネ。くたばれクソ虫」
ド「じゃあいくらなら乗るんだ」
だ「うん。もうそういうのいいから。めんどいからそういうの」
ド「分かった分かった。100,000R(300円ぐらい)だ。それでいい」
だ「それで?それで港までだな?」
ド「そうだ」
だ「そこの港じゃなくて、ドバイ行きの港だな?」
ド「そうだそうだ」
だ「よし。じゃあそれで行こう」
タクシー乗るだけで一苦労ですよ。
実は、昨日ケシュム行きのフェリーが出る港で聞き込みしたところ、その港からドバイ行きの船が出る港まで「タクシーで80,000R(240円ぐらい)」という情報をすでに得ていたのですよ。
それを相場とすると、ホテルからドアトゥドアで100,000Rならまぁ許容範囲かな、って感じですね。
シャヒド・バホナール港
市街地が混んでいて出るのに時間がかかったりして、おおむね30分ほどで到着したのがこの港。
たぶんここで間違いない。
ふぅやれやれ。なんとか着いた。
だばで「ありがとう。じゃあ100,000Rね」
ドライバー「違う。150,000Rだ」
最後まで?
その辺にたむろっているクソ虫ではなく、あえて若干高めの金額を許容してホテル専属のタクシーをチョイスしたというのに?
行き先を伝えるためにGoogle 翻訳と地図を駆使し、ドバイ行きの船のチケットまで見せた上で値段交渉を事前に行ったというのに?
よし。殴ろう。
もういいだろ。何を我慢することがあるんだ。
だっておれ、あと数時間後にはイラン出国するし。
幸い相手はまだ座ってるし。
たぶんハンドルとかがジャマで格闘能力が著しく低下しているはず。
今運転席に座っているうちにタコ殴りにしてやればいい気がする。
そのまま待合に駆け込んで時間までトイレに篭ってればいいや。
よし覚悟しやがれこのクソm…
通りがかりのイラン人「どうかしたかい?(英語で)」
だばで「えーと。。。かくかくしかじか」
通「なるほど。○☓△□☆」
ドライバー「○☓△□☆」
通「君は150,000R払わないといけないよ。そう取り決めしたんだろう?」
だ「してないです。取り決めは100,000Rです」
通「○☓△□☆」
ド「○☓△□☆」
通「でも君は違う目的地に行こうとしていたんだろう?最初に聞いたところと違うところに来たと言っているよ」
だ「いいえ。チケットを見せてまでこの場所を説明しました」
通「○☓△□☆」
ド「○☓△□☆」
通「100,000Rでいいそうだよ」
ド「( ´∀`)bグッ!」
…よし落ち着いた。
怒りを飲み込みきったよ。よく我慢したよおれ。
なにが( ´∀`)bグッ!だこのクソ虫が。
虫のくせに親指立てられて偉いねぇとでも言って欲しいのか?
そんなもん我々人間様は生まれた翌週ぐらいから出来るとるわボケが。

ネットから拝借

待合室
港の待合室。
ここで時間まで待ちます。ちょっとした商店もあるので、そこで手持ちのイラン・リアルを使い切ります。
時間が来ると、船のチェックインをするように言われるので、言われるがままに。
雰囲気は飛行機のそれと変わりません。よっぽどデカい荷物以外は預けないですが。

イミグレ抜けてからの待合室
さらに時間が来ると、イミグレを通過するように、、、言われないけど、なんとなくそんな雰囲気になります。
そんな雰囲気を感じたらイミグレに向かいましょう。
まぁこの時間にここにいる人は全員UAE行きのフェリー待ちみたいなので、「あれ。いつの間にか人数が…?」と思ったら出国検査始まってます。

UAE行きフェリー
これがUAE行きのフェリー。
まぁ暗くてなんも見えないけど。

UAEフェリー内部
UAEフェリーの内部。
車を停めるエリアですね。すっかすかですが。
でも何人か車を入れている人もいました。

UAE行きフェリー客席
これが客席。
ぼくが乗った時は乗客が30人いるかどうかぐらいだったので、1人1つ長椅子が使えてのびのび横になって眠れました。
さ、これで明日朝起きたらUAEですよー、ということで…?

船内食
船内食が出ました。
あとチャイはデカいヤカンに入ってどっかに置いてあって、勝手に飲んでOKというシステムでした。
では船内食の内容は…?

船内食
…え?
これだけ…?
ごはんだけ…?
ごはんにグリーンチリが乗っているだけ…?
もはや日の丸弁当以下じゃないですか…。。。

船内食
と思って食べてたらごはんの下から鶏肉とかトマトとか出てきました。
なるほどトマトね。
イラン版日の丸弁当ってことですね!
いやなんやねんこのオチ。。。あかんすぎるやろ。
ほんまあのクソ虫ムカつくわぁ。。。

にほんブログ村
今日もありがとうございました。
[ 2017.12.02 | イラン | コメント: 0 | トラックバック: 0 | PageTop↑ ]